子猫から成猫に…成長とともに見られる変化6選 愛猫がオトナになったバロメーター
1.警戒心が強くなる、人見知りをする
子猫の頃は人見知りをしなかったのに、成猫になるにつれて怖がりになったり、知らない人が家に来ると隠れたりするようになることがあります。
成長することで親猫から受け継いだ性格があらわれるようになることもありますが、子猫時代に経験したことが性格に影響する場合もあるのです。
子猫時代にたくさんの人や猫と過ごした猫は、人見知りしにくい性格になったり、怖い経験をした猫は警戒心が強くなったりします。
2.顔つき、体つき、被毛の変化
子猫のときはあどけない表情だったのが、成長するとキリッとした目つきになります。
去勢していないオス猫は、男性ホルモンによって頬の部分が厚くなり顔が大きくなります。これはケンカで噛まれることから守るためと考えられていて、去勢手術をしても顔が小さくなることはないそうです。
また、被毛にも変化があらわれる猫もいます。毛の色や模様が変わったり、長毛猫は胸元の毛がふさふさして毛並みがゴージャスになったりします。
3.歯が生え変わる
猫の歯の生え変わりは、生後3ヵ月頃から始まります。
乳歯を押し出すように永久歯が生え、生後6ヵ月頃までに永久歯が生えそろいます。
なお、抜けた乳歯は猫が飲み込んでしまうことが多いので、飼い主さんが見かけることはほとんどありません。我が家の猫の抜け落ちた乳歯も、2本くらいしか見つけることができませんでした。
4.遊ぶ量が減る
子猫はとにかく動き回り、いろいろなものにじゃれて遊びます。一人遊びもしますが、きょうだい猫や年の近い猫がいれば取っ組み合ってじゃれることも。子猫の身体の発達のために、遊びはとても重要です。
成猫になっても体力をつけるために遊びは必要ですが、遊ぶ量は減ってきます。猫はもともと狩りをする動物で、狩りをするとき以外は体力を温存するためです。
成長していろいろ経験を重ねた結果おもちゃに飽きてしまい、そのせいで遊ぶ量が減ることもあります。
5.お腹のたるみ
猫は1歳頃になると、お腹にポヨンとしたたるみが目立つようになってきます。
このたるみは「ルーズスキン」「プライモーディアルポーチ」と呼ばれていて、1歳頃から目立ち始め、年を重ねるとポヨンポヨンになってきます。
たるみがあることで、皮膚がつっぱらずに猫らしい俊敏な動きをすることができたり、急所であるお腹を攻撃されても致命傷を避けることができたりするのです。
6.発情する
メス猫は生後6~12ヵ月頃の間に性成熟し、最初の発情を迎えます。
発情期には大きな声で鳴いたり、甘えるようになったり特有の行動が見られます。
オス猫は生後7~9ヵ月頃に性成熟し、おしっこを後ろに向けて飛ばしてマーキングをしたり、発情したメス猫に反応して発情したりするようになります。
まとめ
猫は子猫から成猫に成長すると、体の変化や性格の変化が見られます。
もちろん猫によって、成長のスピードやあらわれる変化には個体差があります。
あっという間の愛猫の成長を少しでも見逃さないようにしたいですよね。
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