『失明寸前のボロボロな2匹の子猫』幸せになるまでの記録に97万人が感動「命って素晴らしい」「なんと幸せな表情」
個人で保護猫活動を行っている「にこねこ保育園」の保護主さんの元にやって来たのは、2匹の白猫兄弟。しかし、母猫とはぐれ、雨に濡れた2匹の子猫は、危険な状態でした。
新しいお家に迎え入れられるまで大事に育てられた約2ヶ月間の記録動画は、YouTubeで97万回以上再生され、300件を超えるコメントも寄せられています!
助かってほしい!2匹の白猫兄弟を緊急保護
8月半ばの雨が降ったり止んだりの天気が悪い日に、母猫とはぐれ、必死に鳴いていた兄弟猫が、にこママさんとにこパパさんが保護猫活動をしている「にこねこ保育園」へとやって来ました。
低体温で、ミルクもごくわずかしか飲めないほど衰弱した状態。本来は白い毛に覆われているであろう全身は、ノミの糞で真っ黒です。
なんとか排泄も済ませ、1~2時間おきにミルクを飲ませながら夜をしのぐと、翌日には急いで動物病院へ。塞がった目を開けてもらうと、中からは膿が出てきます。
祈る気持ちでお世話を続けると、子猫たちのミルクの飲みっぷりは上がり、徐々に元気を取り戻しました。
そのタイミングで子猫たちのシャンプーもしてみると、真っ白のふわふわな毛が現れます。その姿から、長毛の子は「わた」ちゃん、短毛の子は「あめ」ちゃん、ふたりそろって「わたあめ兄弟」と呼び名がつけられました。
すくすくと成長するわたあめ兄弟
わたあめ兄弟は、小さなシリンジではなく哺乳瓶からミルクを飲めるようになり、順調に成長していきます。
わたちゃんはのんびりで甘えん坊、あめちゃんはわたちゃんのことが大好きで、2匹は体が大きくなるにつれて、わんぱくな様子も徐々に見せ始めてくれました。
ご飯がミルクから離乳食に変わっても、変わらず良い食べっぷり!あっという間にお皿からも食べられるようになっています。
ノミの影響によりしばらく続いていた酷い皮膚炎も治り、元気いっぱいな様子。
わたあめ兄弟は、他の保護猫たちともよく遊び、猫も人も大好きな子猫として成長していきました。
にこママさん、にこパパさんの家族である猫の「にこ園長」とも、とっても仲良し!
年の差はあっても一緒に遊んで、にこ園長を見つけるとすぐに駆け寄ります。
わたあめ兄弟が「ずっとのお家」に旅立つ日
にこねこ保育園にいた2ヶ月半の間に、わたちゃんはキリッとしたイケメンさん、あめちゃんはキレイなオッドアイが特徴的な美猫さんに育ちました。
大きくなってもふたりはいつも仲良しで、にこママさんとにこパパさんにとって微笑ましい兄弟です。
そして、「兄弟一緒に迎えてくれる里親さんが見つかるといいね」と話していた矢先に出会ったのが、現在ふたりの家族となった素敵な里親さんでした。
旅立ちの前日、わたあめ兄弟のことが大好きな猫のにこ園長は、一緒に遊べるのもこの日が最後であることをどこかで察しているのか、なんだか少し寂しそう。
けれども、猫生のスタートが過酷だったわたちゃんとあめちゃんにとって、優しい家族と先住猫さんから、たくさんの愛情をもらえる「ずっとのお家」は何よりの贈り物です。
お別れの日、にこ園長に見送られ、ふたりは里親さんのお家へ到着!普通は見知らぬ場所に緊張するものですが…。
キャリーバッグからすぐに飛び出たわたあめ兄弟は、周りが驚くほどすぐに新しいお家に馴染みました。
母猫のような先住猫さんに見守られ、家族みんなの宝物となって、現在も幸せな日々を送っているそうです!
こちらの投稿には、『たくさんたくさん幸せになってほしい』『命って素晴らしいですね』『苦しみから幸福を得るまでのわたあめちゃんの姿に涙なしには観れませんでした、よかった、本当に』といった、わたあめ兄弟の幸せを願う声がたくさん寄せられました。
にこねこ保育園では、今日も多くの猫たちにステキなご縁をつないでいます。他の保護猫たちが「ずっとのお家」を見つけるまでの日々の様子も、ぜひチェックしてみてくださいね。
わたちゃん、あめちゃん、にこママさん、にこパパさん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
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