そんな飼い主さんは、「猫ともっとくっつきたい!」と思っているはず。でも相手が嫌がることはしたくないし……。
飼い主さんが猫に優しければ優しいほど、猫との距離が縮まらないジレンマ。分かります。なんとかしましょう!今回はベテランの飼い主さんに聞いた、なるほど~な「裏技」をご紹介します。
■触らせてくれない猫とくっつきたい裏技
猫に「お願い」をしたいときは、猫の気持ちを優先に考えることがコツ。まず自分のやっている方法がどこがまずいのか考えてみましょう。
猫の名前を呼びながら猫を抱っこしようとする、これは一番ツンデレな猫が嫌がるパターン。飼い主さんがやりがちな行為ですが、残念ながら成功率は低いはず。
触らせてくれない猫とくっつきたいなら、猫が触っても怒らないタイミングを見極めること。そして最初は「ほんのちょっと」から始めるのがポイントです。
「猫がそばにいるとき、偶然を装って猫のおやつをつまんだ人差し指を猫の顔の前に差し出したところ、私が人差し指を差し出しただけで、猫がトコトコ近寄ってくるようになりました。」
そうそう、これぐらいの距離から始めましょう。人差し指に慣れたら、今度はおやつを食べているときにそのままスーッと体を触ってみます。慣れてきたら、指の数を2本、3本と増やして手のひら全体で触れることを目標に少しずつ猫の体にタッチしてみてください。
「最初は指でつまんだおやつを床に落としてからモグモグしていましたが、大好きなおやつを自分の膝に置いて猫の反応を見たら、膝に乗っておやつを食べるようになりました。」
ここまでくれば、膝の上で猫が寝てくれるまであと一歩です!気長にチャレンジしてみてください。
■名前を呼んだらきて欲しい時の裏技
帰ったら猫が走ってきて出迎えてくれる、それは猫の飼い主さんなら誰もが夢見るシュチュエーションです。
我が家の愛猫カイトも、最初は玄関まで出迎えてくれました。しかし同居生活が8年目を迎える現在、玄関までは降りて来ません。私を靴を脱ぐのを階段の上からじっと見下ろすだけ。まぁ、顔を見せてくれるだけでも嬉しいですが。。。
「この場合、やはり効果的なのはご褒美作戦。私は下駄箱に猫のおやつを隠しておき、帰宅して猫の名前を呼んで、来てくれたらおやつをあげるようにしています。」
なるほど。やはりおやつは鉄板ですね。でもこの方法、猫は習慣の動物ですから、おやつをあげなくても来るようになった、と成功率はとても高いのでぜひ使ってみてください。
あともう1つ、面白い裏技が「呼び方を変えてみる」という方法。
「うちのニャンコはおいで~といっても見向きもしません。やけくそで「カムヒア!」と言ったら「?」という表情でやって来ました。」
これはいいアイディアかも。猫には聞き取りやすい音域があるようです。犬の訓練をする時も、日本語で命令するよりも英語で言った方が訓練しやすい、という話もあります。
猫にとって、日本語よりも英語の呼びかけの方が猫語?に近いので興味を持つのかも知れませんね。
■もっと運動してほしい時の裏技
完全室内飼いの猫。いつもグータラ寝てばかりいるので、もっと運動して欲しい。そんなときは飼い主さんが一緒に遊んであげるのが一番です。
それはちょっと、という場合、方法は2つ。1つは猫が高いところに上がれる工夫をすること。キャットタワーを購入したり、家具を段違いに並べてご飯の器をちょっと高い場所に移動するなど、猫が上下運動をしやすい環境を整えてみてください。
そしてもう1つは、猫壱のキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 2を試してみること。これは追う猫も楽しい、見る愛猫家も楽しい、という一石二鳥の電動猫じゃらし。
3段階(初級・中級・上級)の速度設定が可能で、羽のついたスティックを自動でブンブンと動かします。どんな猫も飛びつくこと間違いなし!
「気がついたら、30分以上もこれで遊んでいます。」
という飼い主さんのコメントも多い、実績のある猫のおもちゃ、キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 2。これを試せば、もうやめて~と言いたくなるぐらい猫が走り回って遊んでくれるでしょう。
■最後に
いかがですか。猫にいうことを聞いて欲しい時、飼い主さんがやっている裏技をご紹介しました。
基本的に、猫にこちらのいうことを聞いてもらおうとするのは全く無駄です。猫は自分にメリットのあることしか覚えない、と言った人がいますがまさにその通り。
しかしそれが猫の魅力。裏技を駆使して、猫と仲良くなってみてくださいね。 情報提供元: 猫壱