それこそ人間と同じで花粉症の猫や食べ物アレルギーの猫、人間アレルギーの猫もいるといわれています。
実際に我が家の猫も食物アレルギー持ちで基本的に決まった銘柄の決まった餌しか食べることができません。
人間が猫に触るとでる『猫アレルギー』の話は知っていても、猫がアレルゲンと接触して過剰反応してしまう『猫のアレルギー』については知らない人も多いはず。
猫のアレルギーにはどんなものがあり、どんな症状がでるのでしょうか?
どんなものには『アレルギー反応』を示すことが多いのか、また原因はどうやってしることができるのか、『猫のアレルギー』についてご紹介します。
◆猫のアレルギーって?
猫のアレルギーとは人間と同じように体に合わない『アレルゲン』が体に入ってしまうことで引き起こされる諸症状のことを指します。
どんな症状が起こるのか、何に反応してアレルギー反応が起こるのかは猫によって違いますが、アトピー性皮膚炎や嘔吐、下痢などをすることが多いようです。
人間のアレルギー反応も蕁麻疹などのアトピー性皮膚炎を筆頭に様々な症状がでるのでにているかもしれませんね。
アレルゲンと接触してすぐにアレルギー反応を起こす即時型のアレルギー反応は痒みや蕁麻疹などを伴う『皮膚炎』として症状が出ることが多く、アレルゲンと接触して1日以上経ってからアレルギー反応を起こす場合は嘔吐や下痢などの症状が出ることが多いと言われています。
皮膚炎や嘔吐、下痢以外にも脱毛や発熱、外耳炎になることも…。
我が家の猫はアレルゲンを食べると嘔吐・便秘になるので、本当に症状は猫によりけりなようです。
血便を出してしまう猫もいるのですが、アレルゲンを食べてからすぐに血便を出したり、脱毛や発熱などの症状が起こることが少ないため、『アレルギーが原因』だと飼い主さんが気がつかないことが多いのだそう。
いつも食べているものと違うものを食べさせてしばらくしてから様子がおかしくなったのであればアレルギー反対を起こしている可能性もあるため、診察の際にはきちんとその旨を伝えるようにしましょう。
◆アレルギー反応が出やすい食材
本当に猫によって『何が原因』でアレルギー反応を起こすのかは大きく違いますが、統計的にみて猫が『アレルギー反応』を起こしやすい食材はあります。
『猫の個体によって違う』ことは大前提ですが、2015年に発表された最新の調査によると一番猫がアレルギー反応を起こしやすい食材は牛肉なのだそう。
その次が魚、鶏肉、乳製品と続きます。
日本では鶏肉や魚を食べている猫は少なくないのでちょっと意外な気もしますが、統計的に見ると豚以外の肉類はアレルギー反応を起こしやすいと考えられているようです。
◆アレルギー反応を起こしたら?
まずは猫の様子を見ながら動物病院へいきましょう。
もし餌を変えた、いつもと違うものをあげたなどアレルギーの原因になっているであろうものがあるのであれば、それも持っていくとよいでしょう。
鶏肉や魚などを単体であげて、それだけでアレルギー反応を起こしたのであればアレルゲンは明確にわかります。
しかし、我が家の猫もそうなのですがキャットフードをあげてアレルギー反応を起こした場合、『何が直接的な原因でアレルギー反応を起こしているのか』詳細なことがわかりません。
血液検査でアレルゲンに関する詳細がわかるわけでもないので、どの餌が食べることができて、どの餌が食べることができないのか、成分表を見るだけでは判断ができないのです。
アレルギー反応がでたのであれば、色々なキャットフードを試しながら猫の反応を見て、猫に合うキャットフードを探してあげるより他ありません。
オーガニックフードならアレルギー反応が起こらない!というわけでもないので、猫も可愛そうなのですが本当に色々なものを食べさせてみて様子を探るより他にないのです。
アレルギーは猫もかわいそうで辛いですが、飼い主も見ていて辛いもの。
吐くかもしれない、調子が悪くなるかもしれない、と思いながら餌をあげるのは心が痛みます。
ただ早く猫の体に合うものを見つけてあげないと猫かただただ辛いだけです。
獣医さんもアレルギーのでにくいフードなどを紹介してくれるのて、様子を見ながら色々とトライしてみましょう。 情報提供元: 猫壱