我が家も10歳をゆうに超えた『シニア猫』と呼ばれる年齢の猫と暮らしています。
まだまだ元気!全然シニア猫っぽくない!とは思っていますが、やはり数年前の若い頃と同じような行動はできなくなってきました。
『介護』とまではいいませんが、やはり『シニア猫』として『シニア猫』なりの生活をさせてあげなくてはいけなくはなってきたようです。
では猫が若い頃と同じように動けない、同じような行動ができなくなってきたら、私達は何をしてあげればよいのでしょうか?
猫の老いを感じ始めたらしてあげたいからだのケアをご紹介します。
◆ブラッシング
我が家のシニア猫の一番変化を感じるのは『グルーミング』です。
若い頃は頻繁にしていた『グルーミング』ですが年をとるにつれて、眠る時間が増えたせいかグルーミングする姿を若い頃ほど見かけなくなりました。
どの猫も多少の幅はあるものの、シニア猫になるにつれてグルーミングの回数は減っていく傾向にあるようです。
シニア猫は若い成猫に比べると眠っている時間が長いためグルーミングが減ってしまう、という理由もあるのですが、年をとるにつれて猫も体が固くなってしまうため色々な所をグルーミングしづらくなり結果的にグルーミングの回数が減っていくのだそう。
特に後ろ足や肛門などは体が固くなってしまったシニア猫には舐めづらい場所のため、グルーミングをしなくなってしまいます。
しかし、後ろ足や肛門などは猫の『汚れやすい場所』です。
猫のグルーミングを見かける回数が減っている・舐めづらい場所のグルーミングをしなくなったと感じたら、こまめにウェットティッシュや蒸しタオルなどで猫の体をグルーミング代わりに拭き、ブラッシングをしてあげましょう。
◆爪切り
若い頃も爪切りはしていたと思いますが、シニアになったら若い頃以上の頻度で爪を切ってあげることが必要になります。
若い猫の爪は皆さんご存じの通り猫の前足指の中に収納することができ、いつでも爪が出ている、ということはありません。
靭帯が張力で自動的に中に収まるようになっているから、猫の爪は隠された状態になるのです。
しかし、靭帯は加齢と共にどんどんと張りがなくなり、緩くなっていきます。
そのため、今まで収納できていた爪が収納できずに出っぱなしになってしまうのです。
その状態で爪が伸びてきてしまうと、猫の体が傷だらけになってしまう可能性も…。
少しシニア猫の爪が伸びただけでも鋭利になってしまうので、毎日爪の長さをチェックして、伸びたと感じたら切るようにしてあげてくださいね♪
◆歯磨き
あなたの家のシニア猫はどんなご飯を食べていますか?
まだ若い頃と同じ固さのドライフードを食べているなら今まで通りの歯磨き頻度でもいいかもしれませんが、もしウェットフードにきり変えているのであれば今までよりも歯磨きの頻度を増やし、こまめに歯磨きをしてあげるようにしましょう。
ウェットフードはあまり固いものを食べることができなくなったシニア猫にピッタリのご飯ですが、どうしても歯につきやすく汚れが溜まりがちになってしまいます。
そのままにしておくと猫が歯周病などの口内トラブルを起こす可能性も…。
シニア猫になりウェットフードにきりかえたのであれば、できれば毎日の歯磨きはしてあげるようにしましょう。
いかがでしたか?
まだ若い猫の時に行っていたことでも、シニアになるとより頻度を多くしてあげなくてはならなくなります。
体調的にもより目にかけてあげなくてはいけなくなるので頻繁に猫のからだのケアをしてあげるようにしましょう! 情報提供元: 猫壱