愛猫との暮らし。何と言っても言葉が通じない者同士。同居にはイロイロ問題が生じますよね。



我が家には犬と猫がいますが、面白いことに、先住猫のカイトの態度を後から来たぽんちゃんが真似をするようになりました。



我が家ではニンゲンの食事の時にも愛猫の椅子を用意。何も食べなくても人間が食べ終わるのをカイトはいすに座ってじっと待っています。それを最近ぽんちゃんも真似を始めました。



毎朝食事が終わると、掃除が終わるまで私がカイトを「抱っこ」して2階のベランダに運びますが、ぽんちゃんも階段の下で「抱っこ待ち」をするように。我が家のルールを、ぽんちゃんはカイトから学んでいるようです。



猫はとても賢いので、犬のようなしつけは要らない、というのが私の持論。トイレも一発で覚えますし、ご飯もあまり好き嫌いはしません。



 

■猫にしつけは要らない理由




カイトは壁もガリガリしませんし、マーキングもしません。まるで人間と暮らしているように、朝も夜も私と同じ時間に寝起きします。



なぜこんなに手がかからず、しつけが要らないのか?私は2つの理由があると思います。



1つ目は生まれたばかりの子猫の時から一緒に暮らしていること。親猫におそらく捨てられたカイトは、体が弱く、私が拾った時は本当に危険な状態でした。



まさに生まれたばかりの時から寝食を共に過ごして世話をしたせいで、カイトは猫というよりかなりニンゲンに近い性格に育った気がします。



自分で登れるのに時々階段を「抱っこ」して登ってもらいたがるのは、私の子供が赤ちゃんの時に、抱っこされて家の中を歩き回っていたのを覚えているのではないでしょうか。



そしてもう1つの理由は、早めに「去勢」したこと。生後6ヶ月を待たずに去勢をしたカイトは発情するという感覚を知りません。猫の持つ「本能」を早めにカットしてしまったことで、よりニンゲンに近い行動を取るのでは?と推測しています。



 

■猫とのルールを決めている人は0%!






ある「長寿猫」と暮らす人たちへのアンケート調査では、猫と暮らす上でかなり厳格にルールを決めている人はなんと0%。半数近くが「何もしていない」「特に決めていない」と答えていました。



ルールとまではいかないけど、猫にやって欲しく無いこと、というランキング上位は「家具に爪とぎ」と「テーブルの上に乗る」ことでした。しかしそれを猫にしつけをするという人は皆無。



シニアの猫との暮らし、という限定だったからかも知れませんが、猫にやって欲しく無いことがある場合、「猫にしつけをする」という方法よりも、飼い主が工夫して「やられないようにする」という人がほとんどでした。





いかがですか。猫との暮らし。猫は犬と同様の知性がありますから、犬のようにしつけることは可能だといいます。



しかし猫の飼い主さんは、猫の「気まま」な部分を好ましく思っているのかも。猫との暮らしを上手くいかせる秘訣は「まあ、いいか」「飼い主がなんとかする」というスタンスがちょうど良いのかも知れませんね。
情報提供元: 猫壱
記事名:「 猫のしつけはどうしてる?猫との暮らしでルールを決めている人は○%。