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この恐るべき苦行は約3000日間続き、体が限界に近づいてくると、僧侶は深さ3メートルほどの石室にこもり、完全な断食に入ります。
そして僧侶は読経を繰り返しながら、鈴を鳴らすのです。
なぜ鈴を鳴らすのか?
それはまだ自分が生きていることを外の者に伝えるためです。
この鈴が聞こえなくなったら、僧侶は永遠の瞑想に入ることを意味する「入定(にゅうじょう)」の状態に移ったと判断され、そのミイラ化した肉体が即身仏として祀られました。
シヤラム・ババの生前の生活も形は違えど、仏教でいう即身仏になるための修行に近いものだったと言えるのではないでしょうか。
参考文献
Who is Siyaram Baba and why he is trending
https://timesofindia.indiatimes.com/etimes/trending/who-is-siyaram-baba-and-why-he-is-trending/articleshow/116234381.cms
Who is Siyaram Baba and why is ‘188-year-old’man trending on social media?
https://english.mathrubhumi.com/news/india/siyaram-baba-cave-rescue-video-fact-check-188-year-old-man-1.9960410
Who is Siyaram Baba? Madhya Pradesh’s revered saint passes away at 94
https://www.livemint.com/news/trends/who-is-siyaram-baba-madhya-pradeshs-revered-saint-passes-away-at-94-11733896655967.html
ライター
大石航樹: 愛媛県生まれ。大学で福岡に移り、大学院ではフランス哲学を学びました。 他に、生物学や歴史学が好きで、本サイトでは主に、動植物や歴史・考古学系の記事を担当しています。 趣味は映画鑑賞で、月に30〜40本観ることも。
編集者
ナゾロジー 編集部