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二匹の子犬が、お互いに縛られた状態で、ゴミ袋に入れられて捨てられていたのです。
すぐにシェルターに保護され、ウェインとガースと名付けられた子犬たち。
毛がほとんどなく感染症に苦しんでおり、治療を必要としていました。
ハリス郡では、病気の動物がシェルターに連れてこられた場合、すぐに安楽死させてしまうことが多いそうです。
しかし、今回ハリス郡は異なる選択をしました。
ウェインとガースの治療を始め、地元の「Reggie's Friends」という保護団体に里親探しを依頼したのです。
「Reggie's Friends」の創始者であるリックさんは、迷わずウェインとガースを引き取り治療することに決めました。
過去に保護したわんちゃんたち同様、苦しい道のりではあるものの、彼らが元気になると確信していたのです。
ここから、ウェインとガースの新しい人生が始まります。
こちらがウェイン。「Reggie's Friends」にやってきた当時の写真です。
耳をピンと立て、その姿は力強さを感じさせます。
そして、こちらがガースです。
こちらも、真っ直ぐにカメラを見据えていますね。
一見元気そうな表情に見えますが、二人の抱える問題は深刻でした。
皮膚病を患っていただけでなく、なんと二人のお腹の中は異物でいっぱいの状態だったのです。
寄生虫に石、泥、ゴミ…
二人が路上で生き延びるのは、それほどまでに過酷なことだったのです。
2人に与えられた当たり前の幸せ