犬を飼いたいと思った時、ペットショップやブリーダーから買う人は多いでしょう。ただしよく見分けないと値段が高かったり、何かしらの問題を持った犬を買わされるなどのトラブルに遭うことも珍しくありません。ではブリーダーが悪質でないか、良いブリーダーかどうか見分け方をお教えします!

下記の質問事項をブリーダーに尋ねてみて、明確な答えが返ってこなかったら、一度そのブリーダーは見直したほうがいいかもしれません。

ブリーダーにする質問事項

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犬舎の見学ができますか?

この質問に対して、すぐに「はい」と答えられるブリーダーは悪質ブリーダーの可能性が低くなります。衛生的で良い環境の犬舎であれば、こころよく見せてくれるはずです。

見せたくないことにはそれなりの理由があるからです。ただ仔犬を売る利益追求しているブリーダーは犬舎を清潔にしたり環境を整える手間を省くでしょう。

結果、環境が悪いことや清潔でないため見学を断ることがあります。ただし見学を断られたからといっても、ただただ見学という制度に慣れていない、もしくは外部からウイルスを持ち込みたくないからという場合もあるので、この質問だけで一概に悪質ブリーダーと決めるわけにはいきません。

仔犬の親に会えますか?

良いブリーダーは親犬の管理もしっかりしています。良好な仔犬が生まれるためには親犬も健康できちんと世話されている必要があります。ですから良いブリーダーでしたら、親犬を見せてくれるはずです。

親犬を見ることができたら、いくつかのチェックしましょう。

親犬は疾患持ちではありませんか?犬の病気には遺伝性疾患のものがあります。親犬は2歳以上ですか?2歳以下の犬はまだ性的に成熟していませんし、遺伝性疾患の有無も確認できません。

良いブリーダーはこの知識があるので、ここからブリーダーが悪質か良いかの見分け方としてはいい質問です。

もしかしたら雄犬は別の犬舎だったり、ホルモンバランスの乱れから見栄えの悪くなる母犬がいるので、親犬を見せられないられない。と断るブリーダーもいるかもしれません。

仔犬はいつ頃譲ってもらえますか?

この質問は生後何日目の仔犬を譲ってくれるかがポイントです。生後45日以前と答えるブリーダーは悪質です。そんなに早く渡すと言っているのは、早く売ってしまいたい気持ちでいっぱいだからでしょう。

しかし犬のことを考えたら、そんなに早く母犬や兄弟から引き離すことは大きなストレスですし、この時期は社会性を身につけさせる大事な時期でもあります。抵抗力もないので感染症にかかりやすいです。

ワクチンや感染症に対する認識の低さが伺えます。一般的に生後42日目以降にワクチン摂取するので、それが落ち着いてから引き渡しになります。本当に良い良心的なブリーダーは生後55日以上と答えるはずです。

購入後のしつけの相談に乗ってもらえますか?

この質問は良いか悪質ブリーダーかの見分け方としてよい質問です。なぜでしょうか?良いブリーダーは仔犬を本当に可愛がっています。

我が子のように。なのでブリーダーとしても仔犬が新しい飼い主の元で幸せに暮らせることを願っています。ですからしつけや飼っていく上で困った時には親身になってくれます。

反応が冷たいとか、購入後の相談は受け付けませんというブリーダーは良いとはいえないのではないでしょうか?

動物取扱業者登録番号は何番ですか?

この質問をすると不自然な雰囲気が出てしまうかもしれませんが、「念のため…」というような様子で聞いてみることをおすすめします。

今は法律によってブリーダーは「動物取扱業標識」「動物取扱業者登録証」の掲示が義務付けられています。ですからこの質問に答えられないブリーダーは素人の可能性が高くなります。

きちんとしたら良いブリーダーはきちんと番号を教えてくれるはずです。また不安だったら保健所でも確認できるので問い合わせてみてください。

まとめ

悪質なブリーダーは仔犬を乱暴に扱っていたり、商品としてしか思っていないこともあります。

良いブリーダーか悪質ブリーダーか見分け方としてこれらの質問に加え、よくコミュニケーションをとってみてください。些細なことでも構いません。

積極的にコミュニケーションをとりましょう。真摯に向き合ってくれるブリーダーから新しい家族を迎えたいたいものですね。

情報提供元: mofmo
記事名:「 犬を飼う前に知っておきたい。悪質か良いブリーダーかの見分け方