猫はどうして顔や手などを舐めるの?その仕草さから分かることを解説
猫ってどれくらい舐めるの?
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猫は1日のうちのかなりの時間を、舐めることに費やしていると考えられています。つまり、猫はよく舐める生き物だということです。
ほとんどの方は、手だったり顔だったり、他の猫だったり、時には人間だったりなど、何かしらを舐めている猫の姿を幾度となく見たことがあるのではないかと思います。それもそのはず、猫は1日のうちの3時間以上、グルーミングに費やしているのです。
グルーミングとは?
グルーミングとは毛づくろいのことです。猫がグルーミングをするのにはいくつかの理由がありますが、その一つにリラックスするためという理由が挙げられます。猫はストレスを感じたりすることがあった時に、ペロペロと舐めることによって気持ちを落ち着かせていると考えられています。
猫はまた、体をきれいにするためにもグルーミングをします。自分の体のホコリやフケ、抜け毛などを舐めて、毛並みを整え、体をきれいに保ちます。猫ちゃんはきれい好きなんですね。さらには、自分の匂いを消すためにもグルーミングをすると考えられています。
猫にはグルーミングをしやすい舌がある!
猫の舌で舐められたことがありますか?猫に舐められた時、感触としてはザラザラっという感じだったのではないでしょうか。
それもそのはず、猫の舌には糸状乳頭(しじょうにゅうとう)と呼ばれる、小さなとげのようなものがたくさんあるんです。糸状乳頭があるので、突起の部分に毛がひっかかって、猫ちゃんとしては毛づくろいがしやすいというわけです。
他にも、器用に水を飲む猫の姿を見たことがあるかもしれません。この糸状乳頭があるので、猫は水が飲みやすいのです。猫にとっては糸状乳頭が、いわばジュースを飲む時のストローのような役割を果たしています。
別の猫を舐める場合
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自分ではなくて、別の猫ちゃんを舐める場面を見ることがあります。別の猫を舐めることには理由があるのでしょうか?
猫が他の猫を舐めるのは、その別の猫との間に信頼関係ができていることを表す仕草であると考えられています。つまり、その別の猫ちゃんが仲間であること、その別の猫ちゃんのことが好きですよということを表していると考えられているわけです。
猫は単独で行動することを好む生き物ですが、いわゆる家猫の場合などは、別の猫と一緒に生活することに慣れてきます。そのため、別の猫との信頼関係が深まる場合もあります。
この仕草は、オスであろうがメスであろうが、子猫であろうが大人の猫であろうが関係なく行われます。しかし、オス同士だと縄張り意識というものが強いために、この仕草をしないこともあります。他のオスのことを、自分の縄張りを荒らしに来たと考えるのかもしれません。
別の猫ちゃんを舐める場合、自分では舐めることができないような場所を舐めてあげているようです。舐められる側の猫も自分で場所を変えて、気持ちの良い場所を舐めてもらっているのでしょう。
人間を舐める場合
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さて、猫ちゃんが人間を舐める場合もあります。猫ちゃんがペロペロとなめてくれると嬉しいものですね。果たして、人間を舐めるのにはどんな理由があるのでしょうか?
構って欲しい
飼い主さんが寝ている時に舐めてくる時は、構って欲しい時だと考えられます。猫は夜に遊びたくなったり、甘えたくなったりする場合があります。
飼い主さんが寝ている時に、体や顔を舐めてくることもあります。かわいいですが、それがあまりに続いて飼い主さんが寝不足になってしまったら、それはそれで大変です。続くようであれば、寝る部屋を別々にするなど、何らかの対策をする必要があるでしょう。
愛情の表現
猫が人間を舐める時、それは愛情の表現であるとも考えられています。猫同士でも、信頼している場合に舐めることがあります。
飼い主さんを舐めてくる場合も、飼い主さんととても良い関係が築けていることを表現しているのです。安心している状態で、敵意がないですよということを示しているのでしょう。「感謝しています。だから舐めてきれいにしてあげるね」、そんな感じなのかもしれません。
心配しているのかも?
猫は、飼い主さんの体調の変化に気づくことがあるとも考えられています。がっかりした時、落ち込んだ時、猫ちゃんに舐めてもらって元気が出た、なんて経験をされた方もいるかもしれません。
猫ちゃんは、優しく舐めることによって「飼い主さん大丈夫かな?元気出してね」と伝えているのかもしれません。猫ちゃんが優しく舐めてくれると心が和みますね。猫ちゃんを飼っていて良かったと思うひと時かもしれません。