猫に馬肉はOK!食べてもいい量と与えるときの注意点!
猫に馬肉は与えても問題ない?
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馬肉とは、字の通り「馬の肉」のことです。別名「桜肉」とも呼ばれています。牛肉・豚肉・鶏肉と比べ、日本ではまだまだマイナーな食材です。しかし、馬肉は肉の中でも特に栄養価が高く、滋養強壮、薬膳料理ともされています。
また、馬肉は低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高たんぱく質なので、肥満防止やダイエットにもとても効果のある食材と言えます。
基本的に、猫に馬肉を与えても大丈夫です。しかし、与え方を間違えると体調不良を引き起こすこともあるので、猫に与える際は注意が必要です。
猫に馬肉を与えてもいい量
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猫の食欲が落ちている時や、いつも食べているキャットフードに飽きてしまったときの対処法として、馬肉を「少量」トッピングして与えることができます。体に良い食べ物だからといって、与え過ぎないように注意してください。
また、馬肉は嗜好性が高いので、猫に馬肉を大量に与えてしまうと、本来のキャットフードを食べてくれなくなってしまう可能性があります。馬肉だけでは、栄養に偏りが出てしまうため、基本的には栄養素がバランスよく配合されたキャットフードを与えるようにしましょう。
子猫の場合
生後12カ月未満、体重1kg未満の子猫の場合は、特に注意が必要です。子猫の体の発達状態や、健康状態によっては、馬肉を食べて体調を壊すことがあるかもしれません。子猫は免疫力も低いので、リスクを上げないためにも、わざわざ子猫に馬肉を食べさせる必要はありません。
成猫の場合
生後12カ月~7歳、体重3~5kgの成猫の場合も、与える量には十分注意しましょう。健康な猫であれば、スプーン1杯程度を目安として、キャットフードにトッピングしてあげることができます。
老猫の場合
7歳以上の老猫の場合も、消化器官が弱ってくるので、注意が必要です。特に、腎臓に疾患を抱えている老猫に、たんぱく質が豊富な食材を与え過ぎると、症状が悪化してしまう可能性があるので、気を付けなければなりません。リスクを抱えないためにも、積極的に老猫に馬肉を与える必要はないでしょう。
猫に馬肉を与えることで期待できる効果
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馬肉には、「グリコーゲン」と呼ばれる糖の一種が豊富に含まれています。このグリコーゲンは、筋肉や肝臓で合成され蓄えられています。血中の糖分が不足すると、必要に応じて分解されてブドウ糖へと変化し、活動に必要なエネルギーを供給する働きをします。そのため、疲労回復効果や血糖値を調節するなどの健康効果を期待することができます。
また、馬肉には、「カルシウム」が他のお肉の2倍以上も含まれています。カルシウムは、骨や歯を丈夫にしたり、骨粗鬆症の予防などに効果があります。
さらに、「鉄分」が多く含まれているのも馬肉の特徴です。馬肉100gあたり4.3mgも鉄分が含まれており、この数値は牛レバー100gあたり4.0mgや、アサリ100gあたり3.8mgよりも多い数値です。鉄分は、赤血球を作る上で必要な栄養素で、貧血予防の効果を期待できます。
猫に馬肉を与えるときの注意点
馬肉は他の肉と比べて、O157(腸管出血性大腸菌)やサルモネラ属菌など、食中毒の原因となる細菌が検出されにくいため、生で食べることができます。しかし、だからといって全く食中毒の心配がないわけではありません。生肉は鮮度が落ちやすく、腐りやすいので、猫に生の馬肉を与えるときは必ず新鮮なものを選ぶようにしてください。
また、生の馬肉には「ザルコシスティス・フェアリー」という寄生虫が生息している危険性があるので、気をつけなければなりません。この寄生虫は、主に犬と馬に寄生します。猫に寄生するかどうかは今のところデータがありませんが、ザルコシスティス・フェアリーに感染すると、下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。リスクを軽減するために、猫に生の馬肉を与える場合は、必ず冷凍処理されているものを選ぶようにしてください。
馬肉は、牛肉や豚肉と比べると、アレルギーが出にくいとされています。しかし、稀に馬肉アレルギーを持つ猫もいるので注意しましょう。最初は少量だけ与え、様子を見るようにしてください。もし、下痢や嘔吐、目の充血などのアレルギー症状が現れた場合は、すぐに病院に連絡し獣医師の指示に従うようにしましょう。
鹿肉やラム肉は与えても問題ない?
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鹿肉は猫に与えても大丈夫な食材です。ただし、生の鹿肉を猫に与えると、O157やサルネモラ属菌などの食中毒だけでなく、E型肝炎に感染する危険性があります。ゆえに、猫に鹿肉を与える場合は、十分に加熱処理したものをあげるようにしてください。また、人間用に味付けされたものは、塩分の過剰摂取で健康を害する恐れがあるので、味付けせずに与えるようにしてください。
ラム肉も猫に与えることができます。ラム肉は生でも加熱でもOKですが、猫に与えるときは、猫用で新鮮なものを与えてあげるようにしてください。