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猫のお腹にガスが溜まる1つの原因は、空気を吸い込むことにあります。
通常、口から空気を吸う時は呼吸のために肺に送られます。しかし、時には空気を胃の方へと飲み込んでしまうことがあるのではないでしょうか?食事をしている時も同様です。食物を食べると、一緒に空気を取り入れてしまいますね。これを防ぐ方法はありません。
口から胃へと吸い込まれる空気は少量ですが、それが何度もあるとお腹の中には空気が溜まっていきます。ゲップとして出ることもありますし、そのまま腸内へと下っていってオナラとして出る場合があるのです。
②お腹の中でガスが発生する
猫のお腹にガスが溜まるもう1つの原因は、お腹の中でガスが発生することです。
「おならが臭い理由」で少し触れましたが、タンパク質が消化されるときには、いくつかの物質(ガス)が発生します。これは食事をする動物には避けられないことです。食べ物によって発生するガスの量は変化しますが、まったく発生しないことは無いでしょう。
お腹の中でガスが発生することにより、それらを排出する必要が出てきます。ガスがずっと腸内に溜まったままになるなら、胃腸を圧迫し腹痛へと繋がったりします。ガスをおならによって排出するのは適切なことなのです。
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猫がおならをするのは自然なことだと分かりましたね。
では、どんなおならだったとしても問題がないかというとそういうわけでもありません。おならの種類によっては注意しなければいけないものもたくさんあります。
どんなおならであれば、心配する必要がないのでしょうか?また、どんなおならであれば注意すべきなのでしょうか?少し考えてみましょう。
心配しなくてもいいおならってどんなものでしょうか?猫のおならにはニオイがあるのですが、多少臭いくらいであれば特に気にする必要はないでしょう。おならの音がしたとしてもあまり臭わなければ心配ありません。
また、オナラの回数にも注目しましょう。猫のおならは目立たないとは言え、意識していれば気付くものです。1日に1回程度気付くくらいであれば特に問題ありません。
おならの頻度やニオイは猫の個性によっても異なります。たまに「おならしているな」くらいであれば、普通の生理現象としてとらえてあげましょう。
猫のおならが普段と異なっている場合には注意が必要です。
その1つの判断になるのはニオイです。猫のおならのニオイがきつくなっている場合は要注意です。ニオイに変化があるということは、腸内の環境に変化があったということです。猫の体調が悪化しているかもしれませんし、何か悪いものを食べたのかもしれません。
「最近猫のおならが臭い」と感じることが多いようであれば、他にも何か変わったことがないか確認してみるといいでしょう。口臭や体臭のチェック、下痢や便秘などが無いかも確認するといいでしょう。
おならの頻度にも注意を向けるといいでしょう。ねこのオナラの回数が1日に複数回確認できるようであれば、すこし気にしたほうがいいでしょう。10回以上ともなると、どこかに異常があると考えてもいいかもしれませんね。
おならの回数は猫の個性によっても異なります。ですから回数の変化には敏感でありましょう。もともと回数が多い子であれば、そこまで気にする必要はないかもしれません。逆に、いつもあまりおならしない子が1日に何度もオナラしだすと要注意です。