- 週間ランキング
エリザベスカラーでは、上記で述べたようなストレスや不都合が多いことから、それに代わるより良い手段として使用されつつあります。エリザベスウェアは、見た目は犬猫用の衣服に他なりません。ジッパーでしっかりと固定できるようになっており、体にフィットする柔軟なデザインです。
素材で幾つも機能を付加できるため、紫外線カットや抗菌消臭、体の保温になったりなどの嬉しい効果もあります。エリザベスカラーがどうしても使えないケースや、エリザベスカラーではペットが可哀そうとの声もたくさんあったため、快適でよりストレスフリーになるように作られています。
エリザベスカラーは、周囲が見えないという理由でもストレスになることがあります。猫が周囲の様子を確認できないと、本能的な危機感からストレスを感じ、それが原因で動かなくなったり、逆にさらなる問題行動を起こしたりすることさえあります。
これが、首周りの自由度や視界を制限しないウェアであれば、体を保護しながら視界を完全に確保することが可能です。ウェアは締め付け過ぎないように設計されていますが、ジッパーで締め付け強度は調整可能です。
手術後は痛みであまり動かないかもしれませんが、治りかけでは違和感を強く感じるようになります。ウェアを緩めることも締め付けることも簡単なため、猫が傷口を舐める頻度や癖によって、フィット感を簡単に調整できます。
エリザベスカラーも、首に接触する部分は出来るだけ快適なように作られていますが、帽体をどうしても首だけで支えなければならない構造から、違和感を拭い去ることは難しいのが事実です。
エリザベスウェアであれば、締め付け過ぎないように注意すれば、カラー程の違和感を感じずに自由に動くことが可能です。エリザベスウェアは体全体を包み込むため、腹部や胸部など気になる部分をすべて覆います。
・エリザベスウェアのデメリット
デメリットを挙げるとすると、足先や尻尾の先までは覆うようになっていないため、その部位を舐めるのを防ぎたい場合は他のウェアを用意しなければなりません。その点、エリザベスカラーであれば口がどこにも届かなくなるため、舐めることができなくなるという意味では優れています。