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◆踏ん張ることができないので思い通りに進めない
◆想定外のところで滑り、体勢が崩れてしまう。
◆ジャンプの後、着地に失敗してしまう。
◆滑って関節や骨を痛める
などが考えられます。
また滑りにくい床材であっても、なんらかの理由で転倒した時には『衝撃を吸収』できる床材が良いでしょう。
今の時代多くの家庭で飼われているわんちゃんはトイプードル、ミニチュアダックスフンド、ヨークシャテリアなどかわいい小型犬が多いようですがもともと狩猟犬という特徴があります。狩猟犬は運動神経抜群でジャンプ力も優れています。
家の中での遊びで興奮するとクルクルと高速回転が始まったり、ボールなどをしつこく追いかけたりして歯止めがきかなくなります。このような現象は人気犬種のポメラニアンやフレンチブルドックなどにも当てはまります。
滑りやすい床材や衝撃吸収の悪い床材だと大きなケガに繋がりかねません。
ではどのような床材がおすすめなのでしょうか。具体的にみていきたいと思います。
Anastasiya Tsiasemnikava/shutterstock.com
クッションフロアはペット可のアパートやマンションでも採用されている床材です。塩化ビニル樹脂製で名前の通りクッション性のある床材です。厚みは1.8~3.5mm程度のものが一般的で、衝撃吸収に優れていて床に座ってもおしりや腰などにかかる負担は少ないようです。
表面はチークやオークのフローリング調のものやテラコッタ調、モザイクタイル調などとデザイン性も豊富でリアルな高級感を感じさせます。
またクッションフロアは医療用の施設で使われていることが多く、表面の凹凸により滑りにくいので踏ん張ることもでき、体への負担も少ない素材です。
表面がビニルなので耐水性が抜群で水や汚れにも強く、粗相をしたり、ごはんや水をこぼしても簡単に汚れを取ることができるためメンテナンスも簡単です。
抗菌、消臭機能などの製品もあるため、わんちゃんのいる家庭で多く使われています。
もともとフローリングの部屋であったとしてもDIYでご自分でリフォームすることもできますし、もちろん業者さんに頼むこともできます。
タイルカーペットもわんちゃんが滑りにくい床材としておすすめできます。カーペットの表面はポリプロピレンやナイロンの起毛でできていますので、衝撃を吸収しながらグリップすることができるようになっています。耐久性も高く長く使用することが可能です。
さらにタイルカーペットは、カーペットをタイル状に分割したマットです。四角形のカーペットを組み合わせて並べると一枚のカーペットのようになります。ですから汚れた箇所だけをはがして洗うことができるということが一番の魅力とも言えるでしょう。
カラフルなものからモノトーンまで様々なカラーがあるので組み合わせ次第でインテリアを楽しむことができます。
フロアタイルとは欧米で広く使われている床材です。正方形や長方形のタイル状の硬質塩化ビニル床材ですが、クッションフロアよりも硬い素材になっています。
木目調や石目調などリアルに再現されていてデザイン性も豊富で高級感を感じさせます。カットも簡単にできるため細かいデザイン張りも可能です。
タイルの表面はザラザラしていて凹凸があるためわんちゃんの足がグリップするので滑りにくくなっています。しかし商品によっては凹凸が少ないものもあるため、まずは実物サンプルをお取り寄せした方が良いと思います。
お部屋がフローリングであったとしても絨毯やカーペットを敷くことで滑り止め効果やクッション性などを期待することができるでしょう。愛犬が粗相してしまったときや食べこぼしなどが原因で様々な匂いや汚れが染み付いてしまったことなどを想定して、丸洗いできるタイプのものを購入した方が良いでしょう。
コルクマットはもともとの床材の上に敷くことによってわんちゃんが走っても滑りにくく、クッション性と衝撃吸収が高いのでわんちゃんに優しい床材です。
しかし、いたずらするわんちゃんは、コルクをかじってしまう可能性があります。またコルクマットの上でトイレをするとお掃除が大変であったり、日焼けや反りが出たり、劣化するとボロボロになったりとデメリットも多くあります。そのためコルクマットは価格が安いので消耗品として購入している方も多くおられます。しかし「良いものを買って長く使いたい」と思っている人には高級コルクマットというものもあるようです。
コルクマットにはジョイントタイプというものがあります。しかしジョイントマットの場合滑り止めの効果が低いといわれているものもあります。「ワンちゃんが勢いよく走ってジョイントマットに乗った瞬間に横滑りしてしまう」ということも想定しておいた方が良いかもしれません。ですからコイルマットを使う場合は部屋全体を覆うように敷きつめた方が安全といえるでしょう。
またジョイントタイプ以外にも6〜8畳タイプのものもあります。コルクマットの場合洗濯はできませんが拭き取ればきれいになりますので1枚ものでも良いかもしれません。
では続いてわんちゃんが快適に過ごせるお庭を作る場合はどのような足元・・・つまり『地面』にしてあげると良いのでしょうか。