- 週間ランキング
1.猫下部尿路の健康維持のため低マグネシウム設計になっていること
2.お腹の健康維持のためにオリゴ糖が配合され
3.健やかな毎日のためクランベリーや3種のハーブ(タイム・ディル・フェンネル)が配合されていることが特徴です。
※1と3は子猫用を除く
では『コンボ キャットフード』の商品ラインナップを見ていきましょう。
毎日しっかりと栄養をとって健康に成長しなくてはならない子ねこちゃん用で、まぐろとかつお味の粒にふんわりミルクチップがトッピングされています。
子ねこの健康、免疫力の維持にβ−グルカン、お腹の健康維持にオリゴ糖が配合されています。(うす型小粒)
まぐろのおいしさたっぷりの4種の粒にカニカマとカルシウムたっぷりの天然小魚がトッピングされています。(全成長段階)
まぐろのおいしさたっぷりの4種の粒に旨みと風味豊かなかつお節、カルシウム豊富な天然小魚がトッピングされています。(全成長段階)
かつおのおいしさたっぷりの4種の粒に鮭チップ、旨みと風味豊かなかつお節がトッピングされています。(全成長段階)
避妊・去勢後の猫ちゃんにもおすすめで、おいしさはそのまま、食物繊維で満腹感を持続する低脂肪タイプのキャットフードです。
食物繊維で満腹感がアップします。加えて、旨みと風味豊かなかつお節とカルシウム豊富な天然小魚がトッピングされています。(低脂肪 シニアOK)
コンボ キャット まぐろ味・かつお節・小魚添えに比べて、脂肪分約10%、カロリー10kcal/100gカットしてあります。
避妊・去勢後の猫ちゃんにもおすすめで、おいしさはそのまま、食物繊維で満腹感を持続する低脂肪タイプのキャットフードです。
食物繊維で満腹感がアップします。加えて、鮭チップと旨みと風味豊かなかつお節がトッピングされています。(低脂肪 シニアOK)
コンボ キャット かつお味・鮭チップ・かつお節添えに比べて脂肪分約10%、カロリー10kcal/100gカットしてあります。
おいしさはそのままで、食物繊維で満腹感を持続する低脂肪タイプ。食べやすさと消化性を考えた小さめうす型粒に加え、食べやすい細切りかつおチップと風味豊かなかつお節がトッピングされています。
腎臓の健康維持に配慮してたんぱく質、リン、カルシウムが調整された低マグネシウム設計になっています。加えて、メチオニン・コエンザイムQ10が配合され、ビタミンEが強化されました。(全成長段階 比 1.5倍)
コンボ キャット まぐろ味・かつお節・小魚添えに比べて、脂肪分約10%、カロリー10kcal/100gカットしてあります。
減塩25%カットのかつお節添え ミネラル成分を調整し結石の形成に配慮した低マグネシウム設計
天然食物繊維で毛玉に対応。風味豊かなかつお節とささみチップのトッピング。(全成長段階)
天然食物繊維で毛玉に対応。味わい豊かなかつおチップとカルシウムたっぷりの天然小魚のトッピング。(全成長段階)
食べやすさと消化性を考えた小さめうす型粒。天然食物繊維が胃に溜まった毛玉の排出を助けてくれます。食べやすい細切りかつおチップと旨みたっぷりのかつお節がトッピングされています。
腎臓の健康維持に配慮して低マグネシウム設計で、メチオニン・コエンザイムQ10が配合され、ビタミンEが強化されています。
食べやすさと消化性を考えた小さめうす型粒。天然食物繊維が胃に溜まった毛玉の排出を助けてくれます。食べやすい焼きタラチップとカルシウムたっぷりのちりめんが添えられています。
以上12種類が『コンボ キャットフード』のラインナップになります。猫の年齢やタイプに合わせたきめ細やかな設計が親切ですね。
aboikis/shutterstock.com
では早速、原材料を分析してみましょう。ここでは、一般的な「まぐろ味・かつお節・小魚添え」の原材料と成分をご紹介したいと思いますです。
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、魚介類(小魚、フィッシュミール、カツオブシ、フィッシュパウダー、マグロ節粉、マグロエキス、小魚粉末、カツオエキス、シラスパウダー)、油脂類(動物性油脂、植物性油脂、γ-リノレン酸)、脱脂大豆、オリゴ糖、ハーブ(タイム、ディル、フェンネル)、野菜類(トマト、ニンジン、ホウレンソウ)、クランベリーパウダー、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、銅、亜鉛、ヨウ素)、pH調整剤、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、ニコチン酸、パントテン酸、葉酸、コリン)、酵母細胞壁、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、コンドロイチン出典:
たんぱく質27.0%以上、脂質9.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分9.0%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.9%以上、リン0.8%以上、マグネシウム標準値0.12%出典:
Whole grain wheat flour isolated on white
穀物(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)
原材料の一番はじめに記載されているものはキャットフード選びで一番大切なものです。それを第一主原料といいます。基本的には使われている原料の重たいものから書かれていますので、愛猫の体にどんな原料が取り入れられるのかを知る助けになります。
『コンボ キャットフード まぐろ味・かつお節・小魚添え』の第一主原料は穀類です。これは何を意味するのでしょうか?
猫はそもそも肉食動物ですから穀物の消化吸収が苦手な作りになっています。そんな猫ちゃんが穀物を多く含んだキャットフードを食べると『消化不良を起こす可能性』があります。
これには猫の体のつくりが関係していますが、猫は肉食動物ですから穀物をすりつぶす歯の構造にはなっていません。
加えて、猫の唾液にはアミラーゼというデンプン(炭水化物)の分解酵素が含まれていないので植物系のものを消化することが苦手な体になっています。
また穀物の消化には時間が必要ですが、猫の消化管のつくりに関しても、胃は小さく、腸は短いためゆっくり消化していく穀物類の消化吸収には適していないつくりになっています。
その結果、穀物を多く含んでいるキャットフードを食べると消化不良を起こしてしまう可能性があるということです。
もう一つの理由として「トウモロコシや小麦などの穀物」は猫の食物アレルギーの原因になりやすいといわれています。すでに穀物アレルギーがある猫ちゃんには食べさせないほうがよいですね。
穀物には食物繊維が多く含まれているので、腸内環境の改善に役立ち、便通が整い体内に溜まった毛をスムーズに排出することができるというメリットもありますから完全否定はしないものの、第一主原料に穀物がたっぷり入っているというのは猫にとってはうれしいことではないようです。
ではなぜ使用されているのでしょうか?
なぜなら肉や魚を仕入れ加工して使用するよりも穀物を使った方が生産コストが安い食材ですので、かさ増しに使用することができるからです。結果安いキャットフードを求める消費者に対して、低価格で提供することができるというわけです。
肉類と魚介類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉)、魚介類(小魚、フィッシュミール、カツオブシ、フィッシュパウダー、マグロ節粉、マグロエキス、小魚粉末、カツオエキス、シラスパウダー)
この「◯◯ミール」、「◯◯粉」というものは全てが悪いものというわけではないのですが粗悪な「◯◯ミール」というものが多いことは事実であり、見分けることは難しいといわれています。しかし、最近では品質にこだわる飼い主さんが増えていますのでメーカーの公式サイトなどに「副産物は使用していません」とか「粗悪なものは使っていません」などと自身を持って書いてあったりするものです。しかし残念なことに『コンボ キャットフード』には記載されていないようです。
また、まぐろ味で販売されているわりには、まぐろの量が少ないのも気になります。
たんぱく質は27.0%以上とありますが、たんぱく質が少なめですし、質も良いものとは言い切れないので不安が残ります。
動物性油脂、植物性油脂、γ-リノレン酸
「動物性油脂」は何の動物か正体不明です。あいまいな表現により不安が残ります。「植物性油脂」に関しては危険なものはありませんが、やはり曖昧な表現ですので品質はどうなんでしょうか?不安が残ります。
タイム、ディル、フェンネル
bonchan/shutterstock.com
タイムには食欲増進や精神的な疲れをとる作用があり、ディルには、鎮静や消化促進、口臭予防に効果的です。フェンネルは消化を助け、胃腸に溜まったガスを取り除き胃腸の状態を整える働きがあります。
二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色5号、食用青色1号
かなりの量の着色料を使っていますね。多くの飼い主さんもお気付きのように着色料というのは、ガンやアレルギーを引き起こす原因になりかねません。
確かに日本においては許可されている色素を使用していますが海外においては自主規制対象となっているものもあります。
合成着色料はすぐに体に反応するわけではないものの、長年摂り続けることは愛猫の体にとってプラスに働くことはなく、マイナスに向かってリスクを高めるものとなってしまいます。
猫は色によって「おいしそ〜」と飛びつくわけではありませんのでむしろ着色料は入っていない方が好ましいと思います。
ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物
酸化防止剤に関しては天然由来のものを使用していますので安心ですが、前述の「油脂」に使用する添加物は原材料の欄に記載義務がないので、強力な合成添加物を使用している可能性はあるかもしれません。
グルコサミン、コンドロイチンによって関節をサポートする成分も配合されています。
もちろん原材料の中に記載されてはいますが、こちらのキャットフードにはカルシウム豊かな小魚と風味豊かなかつお節です。
その他のキャットフードにはちりめん、鮭チップ、かつおチップ、ささみチップ、焼きタラチップ、カニカマ、減塩かつお節、そして魚のすり身で作ったふんわりミルクチップなど食感も楽しめるように工夫されています。
年齢や抱える疾患によりトッピングも変えられていますので、猫ちゃんの健康に配慮されていることが伝わってきます。
ではここからは実際に購入した飼い主さんや猫ちゃんの反応はどのようなものなのでしょか。口コミレビューから一部抜粋してご紹介したいと思います。
「好き嫌いが激しい猫ですが、よく食べます」出典:
「ガッツリ食べてくれました」
「安定して食いつくので、与える側も安心して与えられる」
「他のブランドは一切食べないのにコンボはむしゃむしゃ食べます」
「我が家の4匹の猫は緑色パッケージが好きです」
「こんなおいしいものは食べたことがない‼」と言わんばかりに夢中で食べ、いつも食べるおやつも『いらない』という感じでした」
「キャットフードを模索中・・こちらは全く食べず無駄にしました」
「小魚入りより、鰹節のほうがお気に入りです」出典:
「うちの子は小魚大好きです」
「丸飲み派の我が家の猫には小魚が大きすぎるので、砕いて振りかけています」
「うちの子達は大好きでペロッと食べますが、煮干が大きすぎるのがイマイチかな」
「吐くこともあったので、小魚がささってしまうような感じがした」
「何故か小魚とカニカマだけ残してフードだけ食べてます」
「ササミチップと堅いカツオブシが入っていますが、それがあると何故か必ず吐いてしまうので、毎回手作業でササミチップとカツオブシを取り除いてあげています。他のCOMBOシリーズや他のカリカリをあげても絶対に食べないので、面倒ですが使い続けます」
「カニカマの形が、食べにくいようで残しています」
「着色料がなければ満点」出典:
「着色料がなくても猫は食べるのに、入れなくてもいいんじゃないかな」
「小分けしてあるのでいつも新鮮」出典:
「一袋が小さいので、すぐ次の袋を開けるので面倒くさい」
口こみレビューからすると全ての猫ちゃんとはいえないもののほとんどの猫ちゃんの食いつきは良いようです。
トッピングに関してもそれぞれの猫ちゃんなりのこだわりがあるようですね。小魚に関しては「大きすぎる」とか「ささってしまう」などの口コミもありましたから、食べさせるときには、注意して見守ってあげるのが良さそうです。
パッケージも小分けで「新鮮さ」を求める方には良いかもしれませんが。忙しく「スピード」を求める方にはやはり面倒かもしれません。
着色料に関してはやはり無い方が安心できるようですね。
Syda Productions/shutterstock.com
グルコサミンやコンドロイチン、また下部尿路疾患用にはクランベリーなどの他の激安のキャットフードには入っていない原材料が盛り込まれ、良さそうなキャットフードのような気もするのですが、その半面、穀物やミール類を使っているということも事実です。
長い期間、このキャットフードのみを与えることに関しては不安を感じますが、食欲がなく何も食べたくないという猫ちゃんには食いつきの良いこのキャットフードは頼りになるかもしれません。
もちろん猫ちゃんの体調を観察しながらのことではありますが・・・。
飼い主さんが猫ちゃんにどのようなキャットフードを与えたいのかというしっかりとした指針を持って愛猫ちゃんにフードを選んであげると良いと感じます。
そして購入前にはパッケージの裏に記載されている原材料などを確認したり、公式サイトなどを見てメーカーの姿勢に共感が持てるかどうか確認してみるのも良いですよ。
良いキャットフードが見つかるといいですね。