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撃や物をこすったり、引きはがしたりしたときに発生しますが、素材が電気を通さないために帯電が起こるのです。
そして放電するときに”パチッ”となります。
そのままの状態では電気は帯電しているので、触れない限り流れません。
つまり動かない、動けない電気なので静電気と呼ぶのです。
水は電気をよく通します。
これは空気中の水分も同じで、空気自体はいつでも体に触れているのため、湿度が高い夏場は体内にたまった静電気は空気に向かって放電されています。
つまり、空気が乾燥していると放電する機会がないため、猫や人間の体内にたまった静電気は、ずっと帯電し続けるのです。
それが限界まで来れば、金属や細胞に水分を多く持っている動物などへ触れたときに、一挙に放電して衝撃が走るのです。
静電気は日常的におこっているため、原因を除去するのが大切なんですね。
ここで室内の湿度を上げれば良いと考える場合がほとんどでしょう。
しかし、室内にわざわざ高価な加湿器など買わなくても、ちょっとした工夫で静電気(帯電)を防ぐことができるのです。
動画:静電気の科学
翻訳付きで非常にわかりやすく解説されています。
PHOTOCREO Michal Bednarek/shutterstock.com
猫自体にできる対策はありませんが、飼い主さんが出来ることはたくさんあります。
まずは湿度対策ですが次のようなアイデアがありますね。
・お風呂場のドアを開けて、湯船のふたを開けておく
・観葉植物を部屋の中に置く
・カーテンを化繊から木綿などの素材に変更する
その他に、金属との接点をなるべく少なくするアイデアとしては、次のような方法も一般家庭では可能でしょう。
・ドアノブを金属製から木製へと変更する
・椅子の座面を木綿などの天然素材の布をかぶせる
・寝具で素肌に触れるものは、木綿が多く使わるタオルケットに変更
飼い主さんの生活環境に、静電気を帯電させない工夫を施すわけです。
中でも寝具の素材変更はかなり有効です。加えて、パジャマなども、木綿などを着用し化繊は避けて普段から寝ると、帯電は日常的に防ぐことができます。
個人的に、この方法は一番有効だったと思いますね。
まず帯電しやすい原因を日常から取り除くことなんです。
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一番簡単なのは、化学繊維で出来たカーペットの上で生活することをやめさせ、出来るならフローリングなら、飼い主さんが普段いる場所だけに敷いて置くなどがあります。
また、エアコンによる乾燥よりは石油ストーブの方が比較的湿度を保つことができますが、火災の危険から賃貸などでは使用不可の場合が多いですよね。
そういう時などもカーペット敷きの部屋なら、その上に木綿の敷布を敷いておくのも非常に効果的です。
猫のブラッシングでは、する前に手にハンドクリームを塗ってから行うとか、事前に手を洗うだけでも放電が出来ますから静電気除去に非常に有効な方法です。
日常から手洗いを常に冬場は習慣とするのは、静電気対策にもなるんですよ。観葉植物などは、水に触れる機会も多いので一石二鳥ですね。
他には、時々霧吹きで普通の水をカーテンなどに吹き付けるなども、かなり効果があります。
費用をかけずに、出来るだけ普段から習慣とできる方法を使った方が、簡単で効果的とは面白いものですね。