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大きく分けて「幼猫期」「生猫期」「シニア期」の3つの時期に別れています。
「幼猫期」は、生後4週間未満までは子猫専用のミルクを哺乳瓶であげて、生後6ヶ月くらいまでは栄養価の高いキャットフードをふやかした離乳食を様子を見ながら与えます。
そして生後7ヶ月~1歳までは、離乳食から硬めの大人用のフードに徐々に切り替えていきます。
この幼猫期は、骨や内臓など、体の軸となるものを形成する時なので栄養価もカロリーも高い物を与える必要があります。
1歳をすぎると成長が止まるので、高カロリーのキャットフードからバランスのとれた栄養を含みつつも低カロリーのフードに切り替えて、肥満を防ぎ、安定した健康維持ができるように管理してあげる必要があります。
約7歳になると、食欲不振や運動量の低下など、老化現象が現れるようになり「シニア期」に突入します。
老猫には、消化吸収がしやすく、カロリーが低いながらも痩せすぎないように栄養価が高いキャットフードが向いています。
多頭飼いの場合、このように年齢や成長度合いによって適したフードを飼い猫全てに揃えるのはどれだけ大変か想像できますね。
猫は気分屋なのは皆さんご存知だと思いますが、食に関しても一筋縄ではいきません。
食べ飽きをしたり、初めてのフードに対しては警戒心を示したり、気に入らないと見向きもしないなど、飼い主さんを平気で振り回してきます。
多頭飼いの猫ちゃんたちそれぞれが、特定のキャットフードを食べなかったり、お気に入りがあったりしたら、どれだけのキャットフードを揃えなければならないのでしょう…
ドライタイプにウェットタイプ、おやつなど、キャットフードのタイプごとに好き嫌いがあったら本当に大変です。
でも、しっかり食べてもらいたいし、悩むところですよね。
これらの3つのことは、多頭飼いされている方ならきっと大きくうなずきながら「うちもそう!」と共感していただけるのではないでしょうか。
Koon MadzCat/shutterstock.com