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彼女の抱えていた腟脱出症とは文字通り膣の組織が体外へ飛び出すという不快感を伴う病気で、ホルモンバランスの乱れが原因だと考えられています。
この画像からはその状態を見ることはできませんが、Granite Hills Animal CareのSNSサイトにはその当時のグレイシーの様子が投稿されており、実際に見ると実に痛々しいものでした。
一時は安楽死の可能性もあったというグレイシー。
マティス先生の治療で元気を取り戻すことはできるのでしょうか。
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マティス先生は自らの手によるグレイシーの治療に限界を感じ、ジョージア大学付属動物病院に連れて行きました。大学では腟脱出症の手術が行われましたが、血液検査の結果は思わしくありませんでした。しかし術後にマティス先生の病院に戻ったグレイシーは、誰もが驚くほど急激に回復して行ったのです。出典:https://barkpost.com/good/vet-has-breakfast-with-rescue-dog/
確かに個人経営の病院では設備が不足し大手術をするには限界があるかもしれません。
しかしどんなに設備が整い優秀な獣医師がたくさんいる病院でも、グレイシーの心までは治すことができなかったようですね。
心の病は思いのほか体調に影響を及ぼすものです。
きっとグレイシーは大好きなマティス先生の病院に早く帰りたかったのでしょうね。
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グレイシーの容態は回復傾向にあったものの、怖がりの部分が克服できていませんでした。そこで彼女の心をほぐすため、マティス先生は犬舎の中で朝ごはんを一緒に食べることにしたのです。出典:https://barkpost.com/good/vet-has-breakfast-with-rescue-dog/
こちらがマティス先生とグレイシーの朝ごはんの様子です。
まだまだ犬舎の隅っこで遠慮がちなグレイシーですが、先生の愛ある朝ごはんセラピーが効果を発揮してくれるといいですね。
ところでその後のグレイシーがどうなったのか気になり、Granite Hills Animal CareのSNSページを訪問してみました。
マティス先生はグレイシーの身柄を引き受けた当初、元気になったら里親にと考えていたようですが、2年後の2018年6月になった今でも、グレイシーはマティス先生の病院で暮らしていました。
グレイシーには膀胱に先天的な問題があり、更に克服の困難なメンタル問題もあることから、一般譲渡に向かないと判断されマティス先生の病院で終生飼育になったようです。
病院で一生暮らすの?とお思いの方もいらしゃるでしょう。
しかし病院で他の犬と楽しく遊んでいるグレイシーの姿を見れば、この決断にも納得です。
そしてなによりも大好きなマティス先生のそばにずっといられるのは、グレイシーにとってうれしいことではないでしょうか。
グレイシー、マティス先生に出会えて本当に良かったね。
Veterinarian Has Breakfast With Terrified Rescue Dog To Show Her Everything Is Going To Be Ok