このままでは子猫達が危険

SOSを発信!

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母猫のチャーチは出産後に子宮脱になり一刻も早く病院での手当が必要でした。そこでチャーチの飼い主さんは子猫達を救うためMSPCAにヘルプを要請したのです。
「子猫達はミルクをもらえずとても痩せていて弱っていたの」とMSPCAのアリッサさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/stray-cat-helps-nurse-friends-kittens

こちらが母猫のチャーチと彼女が産んだ子猫達です。
子宮脱とは出産後に体内にあるはずの子宮が反転して体外に突出してしまうという非常に痛々しい状態のことで、卵巣と子宮を摘出することによって回復が見込めます。

(具体的にどのような状態なのか知りたい方は”猫の子宮脱”というキーワードで検索すると出てきますが、かなりショッキングな状態ですので閲覧にはご注意ください)

しかし治療のためにチャーチがいなくなると、子猫達は完全に栄養源を失ってしまいます。
MSPCAではこの危機的状況にどのような対応をしたのでしょうか。

このピンチに救世主がいた

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幸運にもシェルターには2歳のメス猫ベティがおり、子猫達を歓迎してくれました。
「ベティは保護されてうちに来る1か月前に出産した可能性があってミルクが出ていたの。でも実際のところ子猫を見て母性本能が戻ったせいかもしれないわ」とアリッサさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/stray-cat-helps-nurse-friends-kittens

こちらがチャーチのかわりに母親役を買って出てくれたベティです。
ベティはとあるアパートに置き去りされていたところを保護されMSPCAにやって来たのだそうで、子猫達と出会った時は里親募集真っ最中だったのだとか。
しかし新しい家族のもとへ旅立つ前に重要な役目が回ってきましたね。
もちろんチャーチが回復するまでの一時的なものなのでしょうが、やる気満々のその表情には母親魂を感じますね。

まるで我が子のように

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出会った瞬間からベティは子猫達の毛繕いを始め、守るように抱きしめました。
「チャーチが戻るまでの2日間は5匹全員をお世話してくれたのよ」とアリッサさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/stray-cat-helps-nurse-friends-kittens

子猫達をまるで我が子のように抱きしめ大切に守るベティ。
猫の母性本能にはつくづく驚かされますね。
そして頼もしいベティの存在に子猫達も安心して身をゆだねていますね。

素敵な偶然に感謝

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やがてチャーチは回復し子猫達と再会を果たしましたが、ミルクの出が悪くなり3匹はベティが担当しました。
「チャーチもベティもミルクの量が少なかったから分担作業になったわ。時には人工哺乳での手助けも必要だったけど、ベティがいてくれて本当に助かったわ」とアリッサさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/stray-cat-helps-nurse-friends-kittens

その後ベティと子猫一匹は同じ預かりさんのもとへ移り、チャーチは残りの4匹と共に飼い主さんの家に戻ったのだそうです。
チャーチの子猫達は生後10週を過ぎれば里親募集を開始するのだそうです。
そしてベティも子育てが終われば里親募集を再開する予定なのだとか。

ミルクの出る母猫が他の母猫から産まれた子猫達のお世話をするというお話はよく耳にしますが、どんなケースでもタイミングが全てのような気がします。

誰かが助けを必要としている時、そこにぴったりの存在がいてくれた。
こんな素敵な偶然、よくありそうで、そんなに無い事なのかもしれませんね。

ベティと子猫達の様子はこちらの動画で!
情報提供元: mofmo
記事名:「 子猫達が大ピンチに!治療中の母猫に代わって母親役を担ってくれた猫の優しさに感動。