家族であるはずの愛犬をシェルターに置き去りにした飼主

あまりにも無情!

米カリフォルニア州にあるカーソン・アニマル・シェルターに推定10歳のブラッキーという名の犬が置き去りにされました。

「ブラッキーは飼い主に放棄され体中血だらけでした」

サンディエゴの愛護団体Frosted Faces Foundation(FFF)の代表のケリーさんはそう話します。
出典:https://www.thedodo.com/dog-surrendered-garbage-bag-2369099329.html

あろうことか飼主は出血しているブラッキーを黒いゴミ袋に入れてシェルターに連れて来たのだそう。
ブラッキーのしっぽには腫瘍があり、どうやらそこから出血をしていたようです。

恐らく飼い主は自分の車が血まみれになることを嫌がったのでしょう。

本気で家族同様の犬を愛していたならばこんな酷い仕打ちはできないはずです。
なんとも許し難い飼い主のこの行為に怒りを感じます。

捨てる神あれば拾う神あり

無情にも「もう要らない」とシェルターに置き去りにされたブラッキーにもう家族はいません。そして痛々しいしっぽには治療が必要です。しかし幸運にもブラッキーの動画を見たFFFのボランティアがブラッキーの身柄を引き受けに来てくれたのです。
出典:https://www.thedodo.com/dog-surrendered-garbage-bag-2369099329.html

ブラッキーが放棄されたカーソンのシェルターはロサンゼルス郊外にあり、
FFFのあるサンディエゴまでは車で3時間ほどの距離。
つまり往復6時間の距離を移動しFFFはブラッキーを迎えに来てくれたことになります。

皮肉なもので捨てる者もいれば時間を割いて助けてくれる者もこの世の中にはいるのです。

因みにFrosted Faceとは「顔が白い(Frost=霜)」という意味。
つまりシニア犬の特徴である白髪化した白い顔のこと。

FFFはシニア犬の保護を中心に活動する団体なのです。

ここからが始まり!

飼主の酷い仕打ちにもかかわらず、ブラッキーはとてもフレンドリーな犬でした。

「サンディエゴへの道中、彼女はずっと車の中で眠っていたの。FFFに着いた時、スタッフ全員や周りの全てのにおいを嗅いでいたわ」とケリーさん。
出典:https://www.thedodo.com/dog-surrendered-garbage-bag-2369099329.html

恐らく彼女の愛らしさに見合った愛情をこれまで受けることもなく捨てられたであろうブラッキー。

FFFのボランティアの手に渡ったとたんにとてもリラックスをしていたのだそう。

きっと愛情をいっぱいくれる人と一緒にいることがわかったのでしょう。
さぁ、これからは幸せに向けての支度がたくさん待っています。

歩み出す新たな人生!

 
情報提供元: mofmo
記事名:「 ゴミ袋に入れられ血まみれだった犬。裏切られても人を信じ続ける健気な姿に涙…