見慣れないシルエットの猫に住民たちも気づいて・・・

とある住宅街の路上に、首にガムテープの芯を巻き付けたまま離れなくなってしまった茶トラの野良猫がよく見かけられるようになりました。　付近の住民たちも哀れなその姿にこの猫の事が気になりだしたそうです。
出典:http://www.lovemeow.com/rescuers-save-cat-with-tape-roll-stuck-over-neck-and-turn-his-life-aro-2328798145.html

猫が自分でガムテープの芯に頭を突っ込んで抜けなくなってしまったのでしょうか・・・。猫はひげのアンテナで自分の顔や体が通り抜けられるサイズを知っています。誰かがいたずらに首輪のつもりで装着してしまったのではないかと思われます。戯れのつもりで着けても相手は野良猫、その後にとってあげようとしてもその不快感から逃げだしてしまったのかもしれません。

沢山の人がこの猫を救助しようとしましたがなかなか捕まえる事ができません。キンバリー・サクセルビーさんとクリス・ガッタスさんは２月１４日のバレンタイン・デーに付近の住民の知らせで猫が出没する場所へ救助に出向いていきました。周りの誰もが猫が無事に保護されて哀れな状態を何とかしてあげたいと感じていたに違いありません。


 キンバリーさんは言います。
 「猫が車の下に居るのを確認してから罠を２フィートほど離れた場所に設置したんです。１時間ほど待ってみたのですが、猫の首にある大きなガムテープの芯が邪魔をしてその罠には入れないと分かったので、他に方法がなく網を使って捕獲することにしたんです。網を使ってしばらく追いかけっこした後に古い物置に追い込んで逃げようとしたころをクリスが網で待ち伏せして捕まえたんです。」
出典:http://www.lovemeow.com/rescuers-save-cat-with-tape-roll-stuck-over-neck-and-turn-his-life-aro-2328798145.html

猫はそれが自分を助けてくれる行為とは思いも寄りません。体力を振り絞って必死で逃げ回ったことでしょう！首に巻き付いた忌々しい物体に加えて網を持った人間・・・猫にしてみたらとても怖い思いをしたのでしょうね。

捕獲後に猫が少し落ち着いてきた所で、二人が良く猫を見てみると猫の首にとても深刻な傷があることに気が付いたそうなのです。このガムテープの芯はきっと何ヶ月にもわたって猫の首に食い込んでいたと思われるものだったそうです。

「猫を追いかける間、古い物置にひどい臭いがしたので放置されてしまっている動物の死骸か何かがあるのかと思っていましたが、その臭いはこの猫の首の肉が壊死して感染症にかかっていたために臭いを放っていたものだったのです。」
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何と言う事でしょう・・・！！
生きながらにして臭いを放つほど体の一部が腐敗するとは・・・手遅れになるギリギリで保護できて本当に良かった。

二人は猫をランチョ・キューカモンガ動物保護施設に急いで連れて行きました。猫の治療をすぐさま始めてもらいわなければならないほど深刻な傷だったそうです。

「鎮静剤を使って猫を落ち着かせて首からガムテープの芯を外しました。実際に外せるまでは、ここまでこの猫の状態が悪いかとは夢にも思いませんでした。あまりの悲惨な状態に、この猫がどれだけ痛みに耐えてきたのだろうと思うと治療中でしたが涙がでてきました。ガムテープの芯が邪魔をして食べる事も飲むことも満足にできなかったようで、ひどく痩せていて脱水状態にありました。」

 優秀な獣医師たちの緊急手術によって首回りと耳の怪我をきれいに手当することが出来ました。

 「バレンタインの日に救出できたので、このハンサムな茶トラ君に『バレンタイン』と名付けました。」
出典:http://www.lovemeow.com/rescuers-save-cat-with-tape-roll-stuck-over-neck-and-turn-his-life-aro-2328798145.html

手術後、バレンタインはすぐに元気を取り戻し、無理なく食事も出来る様になったそうです。そして施設にいる誰もが想像できないほどの回復ぶりを見せてくれたそうです！

野良猫だったバレンタインは用心深いままでした。路上生活で長い間、痛みに耐えた上に捕獲され、のち手術という思いもよらない試練を受けてしまったために保護施設の中でもとても不愛想でした。保護施設のスタッフたちはバレンタインが安全が確認できて気持ちを落ち着かせる場所が必要だと思い、ケージの中に個室を作ってやると、バレンタインは一日の大半をそこで過ごしていたそうです。
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心も体も傷ついてしまった猫には回復のためにも身を隠せるスペースが必要だという事が良く分かりますね。

傷の状態も良くなると、保護施設のスタッフはバレンタインの里親探しを始めました。幸運にも里親を名乗り出てくれる人が居たのです。バレンタインの里親となるお母さんは、バレンタインに何度か面会にきました。はじめのうちは頑なな態度のバレンタインも優しい手で撫でられるようになると、少しずつ人間との関わりに心を開いてきたそうです。

「とても悲惨な状態で激しい痛みにも耐えたバレンタインは、これからは愛される猫になる価値が大いにあります。バレンタインは以前は人間を怖がらずに触れ合っていたに違いないと思います。」

 施設のスタッフたちはバレンタインが人間との信頼と愛を取り戻せるように助けていこうと誓うのでした。
出典:http://www.lovemeow.com/rescuers-save-cat-with-tape-roll-stuck-over-neck-and-turn-his-life-aro-2328798145.html

その後、里親さん宅に引き取られたバレンタイン。こんなリラックスした写真が送られてきたそうです。

バレンタインはすでに里親さん宅で気持ち良い居場所を自分で見つけてくつろげるようになっているようですね！

いかがでしたか？
あの時、救助されなかったらバレンタインは一体どうなっていたのでしょうか・・・優しい飼い主さんの手、お気に入りの場所、素敵な名前まで付けてもらいました。この先は幸せに暮らせるに違いありませんね。バレンタイン！

　
情報提供元： mofmo
記事名：「 ガムテープの芯から抜けなくなってしまった猫。救助された後の猫の生活は一変し… 」