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実はその行動にはさまざまな理由があるのです。
犬が床を掘るのは、大きく分けて5つの理由があります。
愛犬が寝る前に床やカーペット、ベッドやふとんなどを掘るしぐさをしているのを見たことはありませんか?
犬の祖先はもともと巣穴で生活していました。そのため、寝床を作る際に穴を掘って整えるという習性が残っていると考えられます。
また、野生ではいつでも食物を満足に得られるわけではないので穴の中に埋めて隠しておくことがありました。そのため、お気に入りのおもちゃやおやつを穴を掘って隠したり、タオルなどの下に隠したりする習性があります。
床を掘るという動作が楽しくて、遊びでしていることもあります。
特にダックスフントなどは穴に入って狩りをする犬だったので、その習性が強く残っています。
遊びでしている場合は特に問題ないですが、掘ってほしくない場所であればきちんと叱ってしつける必要があります。
室内で飼っている犬は、遊ぶ場所や行動が制限されるので、暇つぶしで床を掘ることがあります。
愛犬が暇を持て余しているように感じたら、おもちゃで遊んであげたり、外に連れ出してあげましょう。
愛犬が床を掘る行動をしたとき、驚いて過剰に反応してしまったことはありませんか?
犬は飼い主にかまってもらえると分かると、その行動を繰り返す習性があります。
飼い主の気を引きたいために行っている場合は、無視していれば自然と止めるようになります。
運動不足や長時間の留守番、強い不安を感じたり叱られた直後など、ストレスを感じると床を掘ることがあります。このような床を掘る行動を繰り返すときは、犬がストレスを軽減しようとして行っていると考えられます。
こういった行動は「カーミングシグナル=気持ちを落ち着かせるための合図」といい、犬がストレスを感じていることを表しています。