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「冬は痩せない」というイメージを持っている人も多いなか、実は1年で1番代謝が上がる時期で、ダイエットに適した季節ともいわれている。
人間は恒温動物であるため、体温を36度程度にキープされている。1年じゅう体温をを36度程度に保つために基礎代謝としてエネルギーが使われる。
夏は少ないエネルギー消費量で体温をキープできるので、基礎代謝は低め。気温が低い冬は、体温を上げるためにより多くのエネルギーを消費し、熱を生み出そうとして、基礎代謝量が急増する。
―――ってことで、この季節にしっかり運動を行うと、効率的なダイエットが達成できるということで、ここで専門医のアドバイスをチェックしていこう↓↓↓
トライアスリートで Zetith Beauty Clinic銀座 副院長 黒田愛美医師は、「基礎代謝が急増する冬こそ、積極的なプロテインとビタミンEを」と伝える。
「基礎代謝とは体温維持、心臓や呼吸など、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのことをいいます。
基礎代謝が高いと消費する総エネルギー量が増えて、運動をしなくても摂取した栄養をエネルギーとして消費できるようになり、脂肪がつきにくい健康なカラダになります。
しなやかなカラダづくりのためにはタンパク質が重要です。タンパク質は体の組織をつくる大事な栄養素の一つで、筋肉や髪、肌などの材料はもちろん、体のエネルギー源にもなります。効率よくタンパク質を摂取するためにはプロテインが有効です。
スポーツ後や筋トレ後にはビタミンEの摂取も重要です。ビタミンEの抗酸化作用が、激しい運動によって発生した過剰な活性酸素を除去し細胞へのダメージを軽減してくれます。
また、ビタミンEには、毛細血管を拡張させて血流をよくする作用もあるので、筋肉痛の緩和作用が期待できます。
ビタミンEが豊富な食品として「アーモンドミルク」がありますが、私も昔からアーモンドミルクを愛用しており、プロテインと一緒に摂取することもおすすめです」(黒田愛美医師)
また、アーモンドミルク研究会が20代~50代男女800人を対象としたプロテイン摂取に対する意識調査によれば、プロテイン摂取が広がるいっぽうで、プロテインを飲んだことがあるけれど、使用を中止している人の割合が53.9%いることも明らかに。
プロテインの悩みとして、「価格が高い」、「味が好みでない」「続かない」などがあげられる。
そこで注目したいのが、黒田医師が提案する、アーモンドミルクとプロテインの組み合わせ。
今回の調査では、アーモンドミルクで割って飲んでいる人は全体の6%と低いものの、実際に飲んでいる人に、理由を聞いたところ、「健康によさそうだから」という理由で飲むという声が多く、ほかにも、「おなかをこわさない」「味がまろやかになる」「味が美味しい」などの声があった。
冬のゴールデンシーズンに向けて、「プロテイン+アーモンドミルク」で、おいしくヘルシーにプロテイン生活を楽しんでみて!
アーモンドミルクは他のミルクよりもカロリーが低く、コレステロールゼロ、糖質も低いのが特徴。
牛乳は、動物性でカルシウム、豆乳はタンパク質、オーツミルクは食物繊維が多く、ひと口にミルクといってもそれぞれ成分や特徴が異なる。
プロテインをアーモンドミルクで割ることで、ヘルシーに牛乳よりも食物繊維を摂取でき、美容や腸活にもおすすめな割り方といえる。
加糖タイプの商品もありますので、パッケージで確認して手に入れてみて。
そして、慶應義塾大学 医学部化学教室 教授の井上浩義医師は、アーモンドミルクの栄養吸収率、疲労回復、食物繊維などの機能性についてこう教えてくれた。
「アーモンドにはビタミンE、オレイン酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれています。
大部分の成分が細胞の中に入っているので、粒のままのアーモンドより、それを粉砕したアーモンドミルクの方が、栄養成分の吸収率は高くなります。
栄養バランスがよく、少量でエネルギー補給できるため、スポーツ中や後に飲む飲料として適しています。
また、カリウムも豊富なため、運動による老廃物を排泄させる働きもあります。
さらに、アーモンドミルクにはちみつを加えて飲むとスポーツで失われた糖質も補給され、疲労回復につながります。
スポーツ時に、水分といっしょにミネラルが摂れる飲料としてもよいでしょう。
アーモンドミルクは硬いアーモンドを噛まなくてよいので、咀嚼が苦手な子どもや高齢者にも向いています。
食物繊維が不足しがちな子どもや、血管の老化が始まる高齢者にもアーモンドミルクはおすすめです」(井上浩義医師)
―――2人の専門医もイチ推しする「プロテイン+アーモンドミルク」の組み合わせ。基礎代謝が上がる冬こそ、この組み合わせと運動で、理想のボディを実現させてみて。