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吉野家の取締役が不適切な発言をし波紋を呼んでおります。その影響で4月19日に10年かけて開発したとされる「親子丼」の発表をする予定だったのですが、それも流れてしまいました。ファンとしては残念な気持ちになるわけですが、一体その商品はどのようなものなのでしょうか。さっそく食べてみました。
吉野家、不適切発言の取締役を解任https://t.co/JTNZTOrMMO
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 19, 2022
牛丼チェーンの「吉野家」が、19日に行われる予定だった新商品発表会。それは10年かけて開発してきた親子丼。
10年もかけて開発したという途方も無い苦労は、役員の一言で絶好のお披露目の機会を失ってしまいました。
ただし、商品は無事販売され、19日から注文することができるようです。
色々な見解があるのかもしれないが「食べ物は悪いわけではない。」そう信じ、今回その10年の歳月をかけた商品を食べることにしました。
さっそく行きつけの吉野家に行くと、問題となっているニュースはどこ吹く風。いつもと同じように営業しており、多くの客が入っていました。
ということで、さっそく話題の「親子丼」を注文することに。
「牛丼」とは違い、鶏肉なのでいくらかヘルシーか!?という点を期待しつつ、オーダー。味噌汁やサラダは頼まず、親子丼一択。
ということで親子丼登場。
なるほど、たしかにこのビジュアルはすごい。ご飯が見えることなくびっしりと、卵で敷き詰められ、ゴロゴロと惜しみなく使われた鶏肉は格別だろう。
そして「吉野家」ならではの「紅生姜」をトッピング。これは好みが分かれるのかもしれませんが、私は紅生姜ありで。
吉野家公式によると、こちらの親子丼は
とろりなめらかな玉子、ぷりっとした鶏肉、シャキっとした玉ねぎ、それぞれの食感を楽しめる吉野家特製たれをたっぷりと使った一品
とのこと。特に素材にこだわりの産地等の記載は無いが、こだわらないはずがない。
ということでさっそく食べます。
うん、これは美味い!
とにかくまずは「たまご」の味の濃さにビックリする。おそらくスーパーで売られているような市販のたまごではなく、特別に仕入れたもの。
なめらかで風味豊かでコクのあるこの「たまご」は、親子丼の全体の味を見事に牽引している。
そして、親子丼の「親」と言える「鶏肉」もまた味が濃い。肉厚でジューシーな肉は、噛むと、肉汁が一気に溢れ出てくる。しかも吉野家のオリジナルのタレを吸った鶏肉は、家で作る親子丼とは全く異なる見事な味わいを奏でてくれます。
たまごと、鶏肉が見事に調和した、まさに10年の歳月をかけた親子丼。あっという間にぺろりとたいらげてしまいました。
最後に店員さんに「今大変ですねがんばってくださいね」と声をかけると「申し訳ございませんでした。ありがとうございます」とやや苦笑い。こんなに美味しい料理を提供してくれた店員さんが悪いわけではない。
さて、牛丼と比べるとヘルシーなんて思っておりましたが、ここで衝撃の事実。
牛丼のカロリーは「635kcal」対して親子丼のカロリーは「711kcal」。圧倒的に親子丼のほうがカロリーが高い。
そのへんを気にするということであれば、要注意なのかもしれません。
何はともあれ、味は絶品です。そのへんのカロリーと旨味はある意味「トレードオフ」ということで解釈いただければ。
並盛 398円(税込 437円)
大盛 568円(税込 624円)
Source:吉野家