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2021年1月、元アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏の公式ツイッターアカウントが永久凍結された騒動はまだ記憶に新しいのではないでしょうか。元とはいえ大統領のアカウントが一般企業のサービスから追放されるというのはそう頻繁に聞く話ではありません。「永久」凍結という名の通り復活の予定は皆無だったのですが、ツイッター社の中でも大きく流れが変わり、ついに復活を遂げたのです。

イーロンマスク、アンケート実施

ツイッター社の新CEOであるイーロン・マスク氏は着任後、大量解雇など様々な決断をし賛否両論を生んでいます。そして今回「元アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏のツイッターを復活させるか否か」をツイッターを通じて賛成、反対の投票を呼び掛けたのです。

誰もが注目したこの2択には1500万を超える投票が集まりました。そしてその結果は賛成が51.8%、反対が48.2%と僅差ではありますが賛成票が上回り、ドナルド・トランプ氏のツイッターアカウントの復活が決まったのです。

このことについてイーロン・マスク氏は「人々が声をあげた、トランプ氏は復活させられる」と英語でコメントし、最後にラテン語で「民の声は神の声」と綴りました。

復活の有無を民衆に問いかけたツイートには20万件を超える返信が寄せられていました。

・アリゾナの選挙登録者数よりもこのツイッター投票の方が数が多いってどうなってるんだ
・そもそも元大統領を追放したツイッター社がありえなかったんだよ
・そもそもトランプ氏は戻りたいの?
・どういう投稿であれ永久凍結はそもそも賛成できない
・彼が何をツイートしたか忘れたの?
・この僅差の結果は微妙だなあ

これぞ賛否両論といえるほど、意見は様々でした。表現の自由を大事にする民主主義ということもあるからか、永久凍結という結果はそもそも疑問視していた人が多かったようです。

トランプ氏のファンがツイッターでお祭り騒ぎ

ドナルド・トランプ氏のツイッターアカウントは復活を遂げたので、本人がその気になればいつでも投稿できるはずですが、本人からの新しい投稿は11月20日時点でまだありません。

しかし凍結前最後にトランプ氏が投稿したツイートに返信の形で多数の人が新しくコメントをしています。一番最新で見られるツイートは2021年1月8日の「聞かれたから答えるが私は1月20日の就任式には出ない」と投稿されたものです。

このツイートの返信欄にコメントする人たちはおそらくトランプ氏を応援しているのでしょう。喜びの声が多数上がっていました。中にはトランプ氏が躍っている動画や笑顔で映る写真を「おかえり」の歓迎の意味として投稿している人も多くいました。

凍結から約2年、凍結後は独自の劣化版ツイッターを作るという行動に出るなど「ツイッター中毒なのでは」といわれていたトランプ氏がどのような胸中を語るのか世界が注目しています。

しかし一度追い出されたツイッター社に彼は戻ってくるのでしょうか。これからの動向が非常に気になりますね。

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 あのトランプ元大統領のツイッターアカウントが復活、ツイートするのか?と大騒ぎ