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この絵は、”WHELPTON”というイギリスの薬会社の広告として使われていたものです。正確な年代はわかりませんが、おそらく1800年代に描かれたものです。この時代には、色々な商品を売るためのひとつの手段としてパズルが多用されていました。マッチを売るために、マッチ箱にマッチ棒パズルを印刷したり、パン屋さんが知恵の輪を作ったりしました。もちろんパン屋さんの知恵の輪には、紙に印刷されたパンが使われていました。この絵もそんなパズルの中の1つだったのでしょう。
”薬”は絵の中に描かれている人の前に見えている黒い丸です。今は、わかりやすいように白い正方形で囲んでいます。
この人はまだ薬を飲むことができていません。このパズルの目的はこの人に薬を飲ませてあげることです。あなたは薬を飲ませてあげることができますか。
パズルに集中するために、白い正方形をとってしまいましょう。
余計な白い正方形はなくなりました。さぁ、薬を飲ませてあげてください。多分、あなたはこの絵を見るだけで薬を飲ませてあげることができるはずです。色々な見方を試してください。
あなたの絵の見方が正しければ、薬はゆっくりと口の方に向かっていき、やがて口の中に入ります。ちょうど下の絵のようになります。しかし、油断すると薬は口の中を通り抜けてしまいます。
ひとつ目の方法...。薬を見ながら顔を絵にゆっくりと近づけていってください。薬が口の方向に移動していき、やがて口の中に入ります。
ふたつ目の方法...。じっと見つめることなく、ぼんやりと絵を眺めてください。こちらの場合も、しばらくすると薬が口の方向に移動していきます。
残念ながらすべての人が、薬を口の中に入れてあげることができるとは限りません。できない人も少しはいるようです。しかし、最初はできないとしても、慣れてくるとできるようになります。
最初の絵をお見せしましょう。できた人もできなかった人も、もう一度試してみてください。
薬はうまく口の中に入りましたか。これでこの人の病気も治りますね。
私たちは自分の意志でものを見ているように思っています。しかし、実際は脳ミソから送られてくる情報でものを見ています。この絵の場合は、一体どのような情報を与えてくれていたのでしょうね。
画像掲載元:PUZZLE CITY NETWORK
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