結成から10年を超え、日本のメジャーシーンの中心に躍り出たMrs.GREEN APPLE。特にTBSの歌番組に頻繁に登場するため、ファンではなくとも目にする機会が多いという方もいるでしょう。そんな「ミセス」ですが、コカコーラキャンペーンソングとなった新曲「コロンブス」のMVが人権侵害だと問題になっています。筆者も実際に拝見しましたが……これはダメだ!

Mrs.GREEN APPLE「コロンブス」公開停止に……

人気バンド、Mrs.GREEN APPLE。コカ・コーラとタイアップした新曲「コロンブス」のMVが、あまりの人種差別・人権侵害に満ちているということで大炎上。

そして「大切なお知らせ」として、該当のMVを削除。「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」という公式発表がユニバーサルミュージックからされていました。

類人猿に人力車を引かせたり……他にも数え切れないほどの問題シーンの連続で、見るに耐えない内容でした。

参考:Mrs. GREEN APPLE 「コロンブス」ミュージックビデオ公開停止に関して

Mrs.GREEN APPLEのファンやMVを見た人たちからは……

実際にミセスのコロンブスのMVを見た人たちも、擁護のしようがない様子。

・事務所もレコード会社もこれ見てヤバいと思わなかったの?そもそも何でこの企画が通るの?
・あのMVを平気で作れちゃう人とか、あれ見て何とも思わない人とかの「文化程度の低さ」って、昔の日本人からは想像もできないぐらい、低くなってるんよ
・明らかにただの猿じゃなくて原住民、未開人の比喩表現だからね。無知ゆえにうっかりやっちゃったみたいな話ではない
・イエローモンキー呼ばわりされていた側が「教化」を映像化するキツさが特に…
・コロンブスを「新世界を発見して歴史を作り進化をもたらした偉人」という小学生並みの薄っぺらさで捉えて、それをそのまま映像化してしまったガチ天然モノ

実際に「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現だけで作られていた」に近かったという声もありましたが、筆者が見た感想もまさにそれ。火のないところに煙が立ってしまう「差別」もありますが、今回の件はさすがに擁護しようがありません。

また「メンバーは関係ない!やらされただけだ!」という声も多く聞こえますが、彼らはれっきとしたアーティストなので「やらされた」は非常に失礼なのではないでしょうか。筆者はミセスがそんな「お飾り」のようなバンドではないと信じていますし、今回の件をバネに更に飛躍してくれると信じています。

【Mrs.GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)】
2013年結成、2015年にデビュー。インフェルノ、ケセラセラなどの楽曲で人気を博しトップアーティストの仲間入りを果たす。2021年にメンバー2人の脱退に伴い3人体制となる。2023年紅白歌合戦初出場、以降も衰えることのない人気を誇っている。

source:Mrs.GREEN APPLE OFFICIAL SITE

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 Mrs.GREEN APPLEの新曲「コロンブス」MVが大炎上で公開停止「清々しいまでの人権侵害」「グループ潰しとしか思えん」