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通常はあまり漢字表記せずに平仮名で書かれることが多い漢字もあります。例えば「宛も(あたかも)」「尤も(もっとも)」などです。今回は、読めそうで読めない難読漢字をクイズ形式で出題いたします。それぞれヒントもありますので、読めない場合はヒントを参考にし、正解を導き出してください。さあ、楽しみながら難読漢字で脳トレしましょう!頭を柔らかくして難問に挑んでくださいね。
「曽て」は何と読む?
【ヒント】曽てとは、過去のある一時期を表す語です。以前・昔になどの意味がありますよ。
答え:曽て→かつて
別漢字には(嘗て/かつて)もあります。曽ての送り仮名を変えると、曽なる(かさなる)・曽ち(すなわち)・曽す(ます)と読みますので、あわせて覚えておきましょう。
「幾許」は何と読む?
【ヒント】幾許とは、数、量、程度などの不明であることを意味します。「い」〇〇〇。「い」から始まる4文字の言葉といえば?
答え:幾許→いくばく
幾許には、幾何(いくばく)という別漢字もありますよ。
幾許の説明は下記に記載された通りです。
① 数、量、程度などの不明であることを表わす。どれほど。いくらぐらい、どのくらい。また、それのはなはだしいこと。副詞的にも用いる。② 下に打消の表現を伴って、数、量、程度などが、それほどはなはだしくないことをあらわす。どれほども。それほど。いくらも。
引用:コトバンク
「格る」は何と読む?
【ヒント】合格の格という字ですが、もちろんかくるという読み方ではありません。格るには、物事の本質に行き着く・ きわめる・ 達するという意味がある言葉と言えば?
答え:格る→いたる
格るの送り仮名を変えると、格つ(うつ)・格す(ただす)という読み方もあります。
「一頻り」は何と読む?
【ヒント】一頻りには、しばらくの間盛んに続くさま・一時という意味があります。「ひ」〇〇〇り。「ひ」から始まる5文字の言葉です。
答え:一頻り→ひとしきり
一頻りの例文ですが「一頻り雨が降る」「一頻り話題になった映画」というように使います。
一頻りの類語には、少時・暫時・しばらく・ちょっと・短時間・一時(いっとき・いちじ・ひととき)・短日月など多数あるので知っていると文章力向上に役立つかもしれませんね。
「厭う」は何と読む?
【ヒント】厭うには、嫌って避けるという意味があります。い〇う。「い」から始まる3文字の言葉といえば?
答え:厭う→いとう
厭うの送り仮名を変えると、厭きる(あきる)・厭える(おさえる)・厭(いや)もありますよ。
また、厭うについての使い方や詳細は下記の通りです。
1 嫌って避ける。嫌がる。「団体行動を―・う」「どんな苦労も―・わない」
2 かばう。大事にする。いたわる。現代では多く健康についていう。「おからだをお―・いください」
「元より惣八、門之進を―・ひけるより」〈浮・懐硯・二〉
3 (多く「世をいとう」の形で)世俗を嫌って離れる。出家する。
「世の憂きにつけて―・ふは」〈源・夕霧〉
4 危険や障害などを避ける。しのぐ。
引用:コトバンク
今回も難問ばかりでしたが、全問正解出来ましたか?
比較的簡単な漢字でも、送り仮名が変わると一気に難読漢字になります。また次回も秒刊SUNDAYの難読漢字クイズに挑戦してくださいね。
Source:漢字辞典オンライン・コトバンク