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Googleが8月中旬に、タイトルを独自に改変して表示するというアップデートが行われました。サイト側が作成したタイトルではなく、Googleが最適だと考えるページタイトルに勝手に書き換わる今回のタイトル生成アルゴリズムにより、一部で混乱が生じる事態となりました。詐欺を注意喚起する国民生活センターのサイトが、詐欺サイトさながらのタイトルとなってしまっているのです。
国民生活の安定や向上を目的とし、安心・安全な国民生活に関する情報の提供を行っている独立行政法人の国民生活センター。
消費者庁管轄で、国民の不安などを取り除いてくれる機関ということから、よく知られている存在ではないでしょうか。
そんな国民生活センターが、Googleのアップデートによって公式サイトがヤバいことになってしまったというのです。実際に見てみたところ……。
一時期、スマホだけで簡単に稼げるなどとといった悪質な事業者があり、それを注意喚起するために国民生活センターが2019年に2月に発表しています。
内容は、悪質な事業者に注意してくださいねというものですが、タイトルだけ見たら「在宅スマホ副業で7日で20万円稼げるの?」と、思わずクリックしてしたく見出しです。
そして、山形県の消費者センターのタイトルも詐欺サイトさながらの見出しになっていました。
副業や投資の儲け話に注意してほしいという内容ですが、「絶対儲かる」というタイトルになっており、副業をしたい人々を惹きつける見出しになってしまっているのです。
今回のGoogleアップデートによるタイトル変換により、「一瞬、消費者庁を名乗る詐欺サイトかと思ったけど公式でした。」「消費者庁の注意を促すPDFが一見詐欺サイトかのように検索結果に表示されてる」「Googleのアップデートのせいで国民生活センターが詐欺サイトみたいになってる」と、ユーザーが混乱している様子が伺えました。
今回のアップデートにより、詐欺サイトのようになってしまった国民生活センターや消費者センターでしたが、内容は詐欺サイトへの注意喚起となっています。
Googleで国分太一と検索すると、衝撃的なことが起きるなど、Googleは時々面白い事をやってくれますね。