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夏の風物詩といえば、スイカ、花火、夏祭り、海水浴、カキ氷など思い浮かべる方も少なくないでしょう。しかし、忘れてならないのがカブトムシやクワガタ!夏休みに昆虫採集に出掛けられる方もいらっしゃるのでは?そんな昆虫ですがTwitterにて、つのだ(@1108kei)さんがご投稿されたガラス製の昆虫の作品が、3万5千いいねを寄せられるなど話題を集めています。今回は製作者にお話を伺いました。
ガラスで作ってみた!もうちょいでかいの作れるかなぁ〜 pic.twitter.com/GBdnO1nxQw
— つのだ〜8月伊賀の娘と親子展8/19-29 (@1108kei) July 13, 2022
ツヤツヤでキレイなクワガタのツイートを発見しました!足の関節のトゲトゲ感や触覚などのガラス製だとは思えない程、再現度の高さに驚きます。圧巻のクオリティですね。
ツイートのリプ欄には、ガラスで出来ているとは信じられない、リアル過ぎて本物と間違えたといった声が多数寄せられ、盛り上がりをみせています。
・これガラスなんですか!?本物かと思いました!
・羽根の艶々感が良い感じ
・すごい!!!すごすぎます!!!とても素晴らしい技術に作品ですね!!!!
・足の再現度ヤバ過ぎますわ!
Twitter投稿者であり、制作者のつのだ(@1108kei)さん(以下、角田さん)にお話を伺いました。
■プロフィールを教えてください。
私は角田恵子と申します。2009年から独学でガラス作品を作り始め、その後、バーナーワーク、ステンドグラス、などのガラス教室に通い作品の幅を広げ現在に至っています。
おもしろ可愛い作品を展示会や、グループ展で発表しており、2017年Atelier tsunodaでも作品を展示、2021年からは多肉植物も販売しています。
■Twitterで親子で作品を制作されているとの情報がありました。お嬢様のプロフィールも教えてください。
娘はつのだゆき。2022年4月にGlass insettoをオープンしました。女子美術大学メディアアート学科卒業。2013年から昆虫を製作するためバーナーワークをはじめ、虫は嫌いだったが知っていくうちにその魅力に惹かれ、今では硝子昆虫作家を名乗っています。
■角田さんがガラス製の昆虫を作られたきっかけは?
最初は陶芸から始まり、ガラスの透明感が良くなっていき キルンワークをはじめてお皿を作ってましたが、ガラスの事はわからないのに、ガラス棒とバーナーを買ってみたけど全然溶けず、なぜ?溶けない?から独学で色々試していくうちに、ガラスの指輪を作り始めました。
そこから造形ものを作りたかったので、ヤモリと指輪が着いたヤモリリングを作り、デザフェスに出展する様になりヤモリを作ることにし、その後、昆虫を制作するも面白いと思い作り始めました。
■画面トップ画のガラス製の昆虫はどのように作られていますか?(角田恵子さん作)
バーナーワークで作っています。制作が難しい点はガラスの塊になると割れやすいところですね。こだわった点はいかに本物のようにリアルに見えるかです。足のトゲ、触覚の向き、足の伸ばし方、左右のバランスなど丁寧に仕上げ、制作時間は4時間くらいかかりましたね。
■いいねやRTされるなど大きな反響がありますが、 今はどのような心境でしょうか?
たくさんのコメントをいただいたり、反応がありとても嬉しく思いました。また、昆虫に対して、苦手意識を持たれているのかな?と思っておりましたが、みんなそんなに嫌いじゃないんだなと発見がありました。 写真ではなくぜひ、実物を見て欲しいです!写真では伝わらないものも感じていただけたらと思います。
■今後作られたい作品や夢があれば教えてください。
自分が作りたいと思った好きなものを作りたいです。また、娘との親子展を日本各地で展示会をしたり、いつか親子展を海外ギャリーで展示してみたいですね。
角田さん、お忙しい中、ガラスアートの興味深いお話をありがとうございました。
角田さん親子は、三重県伊賀市赤井家住宅にて8/19〜8/28の期間で親子展『夏の硝子』を開催されるそうです。ぜひ、お近くの方は足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
写真で作品を見ても感動したので、きっと実物をみたら作者が魂を感じられるような……琴線に触れるような時間を過ごせそうです。今後も、角田さん親子のご活躍から目が離せません!
素晴らしい作品と言えば、7歳の女の子が制作する販売価格1億円のぬいぐるみにも驚きました。
Source:つのだ(@1108kei)