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2017年より放送権がスカパーよりDAZN(ダゾーン)に移ったJリーグ。BSを視聴できる環境が必要だったスカパーに比べ、インターネットが繋がればどこでも見ることの出来るDAZNは、いつの間にかサッカーファン、特にJリーグファンとってはなくてはならないサービスとなりました。しかしそのDAZNが昨年に続き「月額視聴料」を大幅値上げ、もうABAMAにしてくれという声も聞かれますが……。
スポーツ配信サービスとしては、既に替えのきかない存在であるDAZN。現在はNPBプロ野球、F1、Jリーグなどの配信を月額3,000円で提供しているのですが、2月13日より月額3,700円と2年連続の大幅値上げを実施することを発表。
【お知らせ】
DAZN Japan初の新視聴プラン導入世界の様々なスポーツがお手軽に楽しめる
「DAZN Global」プランが2月14日より登場!あわせて従来のプランは「DAZN Standard」プランに移行、新規プラン導入に伴い価格改定を実施いたします。
詳細はこちら
https://t.co/fpTBHQq53v — DAZN Japan (@DAZN_JPN) January 12, 2023
値上げと同時に「DAZN Global」プラン(月額980円)の新設も発表。こちらは世界のユニークなスポーツが手軽に楽しめるプランだそうで……平たく言えばマイナースポーツに特化したプランということになりそうです。
また、1年契約(一括)であれば30,000円/年、1年契約(12ヶ月分割)であれば36,000円という若干お得になるプランも用意されるそうです。
これに伴う「Jリーグクラブを介した契約」に関しては1月13日現在発表されていないため、今後各クラブより何かしらの発表があるものと思われます。
参考:「DAZN Global」プラン
これだけの値上げの背景には、当然加入者が伸び悩んでいることも大きいでしょう。プロ野球(NPB)は他に視聴方法がたくさんありますし、F1や海外サッカーも現在の日本ではコア層となっています。
DAZNとしてJリーグに多額の資金を投入したのも、当然視聴者数増加を見越してのこと。しかし、J1優勝賞金を手にしたクラブは目玉となる補強をすることもなく、逆にリーグで下位に甘んじているヴィッセル神戸が「楽天マネー」で大物補強を繰り替えずばかり。
これではJリーグ創世記のような盛り上がりは難しいですし、筆者のようなコアサポーター以外から視聴料を回収するのは難しいと思われます。
現状TwitterなどでJリーグファンは……
・ABEMAにDAZN時代と同額出せとは言わないからより手軽に観れる環境も作ってほしいな
・DAZNやめてキー局やABEMAも放映権取ってコンテンツとしてJリーグ育ててほしい
・今回の値上げでワールドカップのABEMAの凄さを実感できた
・有料のABEMAプレミアムでいいからJリーグ放送してくれ!
・Jリーグ、プロ野球、F1しか観ないので、それらに絞ったプランを作って欲しい
ABEMAプレミアム(960円/月)に期待する声、Jリーグなどに絞ったプランの新設を期待する声が多いようです。登場時はJリーグの救世主といわれたDAZN、大きな転換期を迎えているようです。
2017年から2028年までの12年間、2,200億円を超える巨大な契約を結んでいるDAZNとJリーグ。ちょうど契約の半分が過ぎ、これからお互いがどのような動きを見せるのでしょうか。
昨年に引き続き大幅値上げとなったDAZN。ワールドカップで盛り上がったサッカー熱を、Jリーグにつなげて欲しかったところですが……注目です。
ちなみに筆者の応援する鹿島アントラーズ、シーズンチケット(リーグ戦全試合、ルヴァンカップ予選)は2023年のホームゲーム全て観戦できて大人26,500円(税込)となっています。遠方のアウェイゲームを見るためだけに月3,700円とか……うーん。
source:DAZN(ダゾーン)