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2本のコーラのビンそれぞれに木で作った矢が通りぬけています。矢はビンにあけられた穴を通っています。見た瞬間に、「すごい!」という言葉が思わず口から出てきます。しかし、次の瞬間には疑問が浮かんできます。2本の木の矢は、どこにも切れ目などはなくつながってます。この矢はどのようにしてビンを通り抜けているのでしょう。
矢が通り抜けている2本のコーラビンを作った方は、アメリカ人の知人からコーラビンをプレゼントされました。そのコーラビンには木の矢が通っていました。アメリカ人の知人はコーラビンをプレゼントしてくれましたが、どのようにして作ったのかは明らかにしてくれなかったそうです。
木の矢は1本の木で作られています。「矢の先、矢の後ろの部分、ガラス瓶に通っている部分を別々に作って、ビンに木を通してから先と後ろの部分を接着剤でつけた...。」なんてことはしていません。
コーラビンの置き方を少し斜めにしてみました。確かに、木の矢はビンの穴を通っています。接着剤で接着した跡も見えません。でも、この写真では見えない部分に接着した部分があるのかも知れません。
矢の先を、ずっと左側に寄せました。接着した跡は見当たりません。右側の方にあるのでしょうか。
こちらでも接着した跡は見当たりません。しかし、矢の先も、矢の後部も、ビンにあけられた穴のサイズよりも大きいです。あらかじめいくつかの部品を作っておいて、ビンに通してから接着するという方法しかないように思うのですが...。どう考えても1本の矢をそのまま通すことはできないように思ってしまうのですが。
実は、これは、不可能物体といわれるものなのです。常識的に考えると、この木の矢は穴を通るはずがありません。ですから不可能物体といわれています。
しかし現実にその物体があるのですから不可能物体ではないはずです。パズルをプレゼントされた方は、どのようにして作られたのかを考え続け、ついに、その方法を思いついたそうです。そして最初の写真のような不可能物体を作り上げたのです。
しかし、その方法は知人の方法と同じかどうかは不明だそうです。お互いに、どのような方法で作ったのかということは決して話さないのだそうです。
コーラビンをプレゼントされた方は、その後いくつかの不可能物体を作りました。しかし、その方法は明らかにしていません。
こちらは矢の通ったデキャンタです。こんなデキャンタを前にしてワインパーティーなどをすると、会話もはずみますね。
矢の通ったコーラビンや矢の通ったデキャンタも、どのようにして作ったのでしょう。その方法を考えて見るのも楽しいのではないでしょうか。
不可能物体は見るだけならば楽しめそうですが、仕掛けを考えると難しすぎて頭が痛くなりそうです。ちょっと疲れた後には、旭川市で一番旨いといわれる梅屋のシュークリームを食べてみた! でひと休みしてはいかがでしょう。