image:大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)

段ボール(ダンボール)とは、1870年アメリカとドイツで発明された、波状に成形した中心(なかしん)紙の片面または両面に厚紙をはり合わせた板紙のこと。包装・梱包資材などに使用できるよう加工した板状の紙製品です。そんなダンボールですが、大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)さんがご投稿した「ダンボールアート作品」が多くの方の熱視線を集めています。それは、一目見たら完全に心奪われる作品なのです。今回は制作者に話を伺いました。

ダンボールで制作した作品が秀逸!

週刊少年ジャンプ「ジョジョの奇妙な冒険」が表紙のダンボールアート作品のツイートを発見しました。見れば見るほど細かく、立体的なのも驚かされるクオリティーの高さ!思わず見入ってしまいます。一体何をどうやったらこのような作品が作れるのでしょうか……?

ツイートのリプ欄には「めちゃくちゃかっこいい!」「やっぱりすごい」といった声が並び、盛り上がりをみせています。

制作者さんインタビュー

image:大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)

制作者の大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)さん(以下、大野さん)にお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください。

ーー大野萌菜美と申します。ダンボール女子です。ダンボールでなんでも作るのでダンボール女子と名乗っています。※大野さんについてより詳しい記載はこちらです。

■制作歴、制作を始めたきっかけは?

ーーダンボールをはじめて今年で12年目です。中学の時にエヴァンゲリオンをみて、アニメーターになろうとアニメが学べる大学へ進学しました。いざアニメを作ろうとなったときに、一緒に作ってくれる友達がおらず断念。その時に一人でもできそうなストップモーションアニメを選択しました。自主制作のストップモーションの背景や小道具を作ったのがきっかけでダンボールを使い始めました。

■ダンボールで作品を作ろうと思われたきっかけは?

ーーストップモーションアニメの背景や小道具をダンボールで作った時に、大学の教授から褒めてもらいました。それが嬉しくてダンボール作品を作り、いまだに作っています。

image:大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)

■細部までこだわられていますが、どのように作品を作られているのでしょうか?簡単に制作工程の流れを教えてください。

ーーダンボールを切って接着剤で固定しながら形を作っています。これを何度も繰り返して制作しています。

■ジョジョの表紙の作品の制作期間や、制作でこだわられたところを教えてください。

ーーこだわっているポイントは、ダンボールの可愛さが出るように作っています。ダンボールの断面を出したり、色を生かしたりしながら制作しています。難しいことは丸みです。ダンボールは平面の素材なのでそこから丸みを作るのが難しいです。材料はダンボールで、ハサミやカッターや定規などを使って切ったり貼ったりをしています。ジョジョの表紙の制作期間は、大体5~6週間です。

image:大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)

■いいねやRTされるなど、反響がありますが、 どのような心境でしょうか?

ーーいいねやRTをしてもらうとすごく嬉しくて、次への作品を制作するモチベーションになります。みてくれている方々にはいつも感謝しています!

■今後作られたい作品、夢があれば教えてください。

ーー私の作っているものは私が好きでリスペクトしているものを作っています。夢はもっといっぱい楽しく作ることです。2023年は個展もしたいと思っています。

大野さん、お忙しい中お話をしていただきありがとうございました。

今後も大野さんの手によって生み出される独特な世界観や、あっと驚くようなすごいダンボール作品を拝めるのを楽しみにしています!

ジョジョといえば、トイレットペーパーを補充したくなるポルナレフの顔がトイレに……も真似したいアイディアですよ!

取材協力:大野萌菜美@ダンボール(@mbrid02)

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 インパクト絶大「ダンボール作品」を作るダンボール女子に話を聞いた