掛け算の九九を覚えるためにフラッシュカードを作りました。「このカードを使えば、簡単に掛け算の九九を覚えられる。もう大丈夫。」と思っていたのですが、間違って作ってしまったカードを見つけました。すぐに作り直そうとしたところ、「大丈夫、作り直さなくてもすぐに直りますよ。」という人がいます。その人はどのようにして正しい式に直そうと考えているのでしょうか。

6×6の答えが18になんてなるわけがありません。6×6の答えは36になるはずです。間違って作ってしまったカードを捨てて、新しいカードを作った方が良いと思うのですが、あなたならどうしますか。

カードを少し斜めにして置いてみました。何も変わりませんね。もう少しカードを斜めにしてみましょう。


カードを斜めにするというのは、回転させるということです。今のところ、何の変化もないのですが、もう少し回転させてみましょう。


最初に見たフラッシュカードには、”6×6=18”と書かれていました。でも、今は別の式のようにも見えてきませんか。さらに回転させてみましょう。


今、あなたに見えているフラッシュカードにはどのような式が書かれていますか。”6×6=18”でしょうか。なんとなく、”81=9×9”に見えませんか?斜めだと少し見えにくいので、もう少し回転させてみましょう。


やはりカードに書かれている式は、”81=9×9”です。この式は正しいですね。では、フラッシュカードは作り直さなくても良いという考え方は正しかったのですね。


-答えです

フラッシュカードは、回転させることにより正しい式に直るということがわかりました。回転の様子を図に表しておきました。


0から9までの数字の内、6と9は回転させると別の数字になります。0と1と8は、回転させてももとと同じ数字のままです。今回の問題は、数字のこのような性質を使って作りました。あなたも別の問題を作ってみませんか。

今回は、カードを回転させると異なる式が書かれたカードになるという問題に取り組みましたが、3枚のカードを並べて、7で割り切れる数をつくる という問題もありました。

(秒刊サンデー:わらびもち)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 解けたら超絶発想力!この数式を移動させず成立させる方法