さて皆さんは、黄色と赤を区別することが出来るでしょうか。多くの方はそれを難なく区別することが出来るでしょう。では緑と青はいかがでしょうか。信号機の「進め」は緑?青?そんな議論はどこにでもあるわけですが、結局緑なのか青なのかその辺の明確な区別が数字で示されているわけではないのでわかりにくいわけです。ーどちらが青でしょうか?


さて今回は「どちらが青か紫か」という問題となります。この図を見ていただき判断すると、多くの方は左が青で右が紫であると答えるでしょう。そしてそんなことは「簡単に判断できる」と感じるのかもしれません。

しかし今回ハーバード大学の研究によって明らかになったのが、この青か紫の判断実は明確な判断基準は人間にはなく、その時時によって変わってくるのではないかということです。

そんな事があるか!左の青は絶対に青と判断できる!と思うのかもしれません。


ちなみに色の数値で言えば左は「#0000fe」、右が「#ac27fe」となっております。


ー「青はどれ?」数が増えると青と紫は曖昧になる

さて、このドットの数を増やしてみましょう。

5個になりました。この中で「青」はどれでしょう?
という質問をすると、おおよその人が左3つを青と答えるでしょう。

更に増やしていきます。


青はどれでしょう。
もう、どこからどこまでが「青」なのか判断出来ないはずです。ハーバード大学のDavid E. Levari博士は、これを1000個のサンプルを作り200人に実験させたそうです。

すると、最初「青」と答えていたドットが、パターンを増やすごとに「曖昧になっていった」とのことです。つまり人間の目は、青・紫に関しては増えてくると曖昧になるのです。


ー減らしてみる


減らしてみます。これならば一目瞭然です。
もちろん数字も最初と同じです。

つまり人間は少ない数であれば青・紫を判断できるのですが、数が多くなると曖昧になってくる。たとえ最初判断出来たとしても、錯視などの影響で判断不能になってくるということです。

ということで、それを踏まえると「紫」「青」「緑」など議論が分かれるという根幹の問題はこの曖昧さの判断基準によるものなのかもしれませんね。

こちらの衝撃的な錯視もそうですが

アナログな我々の体。
本当に青が青と他の人と全く同じように見えているのかどうか、判断できないですからね。


掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5941907/Mind-bending-optical-illusion-reveals-perceptions-colour-easily-skewed.html

(秒刊サンデー:わらびもち)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 やっぱり!人間は「青」と「紫」の区別が曖昧であることが判明!