15個の黄色い円が図のように並んでいます。空いている9個の円の中に入る数字をすべて答える問題です。それぞれの数字が真下にある2つの円に入っている数字の合計になるようにして下さい。解き始めると最初の3個目くらいまでは、割と簡単に答えが出てきます。4個目の数字を出すのに少し考えさせられます。あなたは簡単に答えを出すことができるでしょうか。





-考えやすいように・・・

考えやすくするために、空いている円にアルファベットを入れてみましょう。 






円に入る数字は、真下の2つの円に入っている数字の合計になっているのですから、G=77+99=176ということがわかります。次に、F+G=306で、G=176ですから、F=130ということがわかります。同じ考え方で、I=53ということがわかります。



-次に求められる数字はどの部分でしょう。

Hがわかると、DとEもわかります。EがわかるとCもわかります。CがわかるとAとBもわかります。では、Hはどのようにして求めたら良いでしょうか。



D+E=230で、D=79+H、E=H+53です。ということは、(79+H)+(H+53)=230ということになります。変形すると、132+2H=230となり、H=49ということがわかります。




-では、C、A、Bの値を求めて下さい。

C=102+130です。A=230+Cです。B=C+306です。




-答えです

C=232、A=462、B=538ですね。
ということで、空いた円の中の数字は、下の図の赤い文字の部分です。



小学校、中学校、高校の算数や数学の授業はあまり好きではなかったという人も、こういう問題を考えるのは好きだという人がたくさんいます。パズルの問題を考えるとき、知らず知らずに算数や数学で身に付けた知識を使っているのですね。

(秒刊サンデー:わらびもち)
情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 簡単に見える?甘く見てはいけない、途中ですごく悩む問題!