海外人気ドラマ「ウォーキングデッド」。日本でも話題になったこのドラマに夢中になった人もいたのではないだろうか?本国アメリカでは現在シーズン7が放送中。さらにシーズン8も制作が決定している大人気ドラマだ。そのシーズン7にメインキャストとして出演している俳優、ジェフリー・ディーン・モーガンの激怒のツイートが話題に!ーTシャツがクレームに!

事の始まりはイギリスのデパート。

イギリスでも、もちろん人気のドラマ「ウォーキングデッド」。ここでドラマのグッズとしてTシャツを売り始めた。

デパートのディスプレイに飾られていた野球のバットとTシャツ。そのTシャツには”Eeny Meeny Miny Moe”と書かれている。

それはジェフリー・ディーン・モーガン演じる、ドラマ中で一番残酷と囁かれているニーガンというキャラクターが、バットを握りながら主人公たちを殺そうとするときに言うセリフだ。いわゆる「どれにしようかな、神様の言うとおり……」というような意味で、主人公たちの中の誰を殺そうか決めるときの残酷なセリフ。

まだこのエピソードを見ていない人もいると思われるので、詳しくは述べないが、ドラマの中でとても印象的なシーンだ。

このセリフは子供がなにかを選ぶときなどに使う言葉で、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの曲名にもなっているため、知っている人もいるかもしれない。

そんな言葉がなぜ問題なのか?

実はこの言葉には続きがあり、ドラマの中でもニーガンはこう続けている。

“Eeny Meeny Miny Moe, Catch a tiger by his toe”

そしてこの”Tiger”という言葉が、約100年ほど前のアメリカではTとNを置き換えて黒人を侮蔑する言葉として使われていたという。

デパートを訪れた客の一人がこのTシャツを見て激怒。すぐにデパートに対して「差別的で攻撃的」とクレームの手紙を出した。

最終的にデパート側は「このTシャツはアメリカのテレビシリーズ“ウォーキングデッド”から認可されて引用された言葉であり、それ以外の意図はまったくありません。しかしながら、このTシャツのデザインが攻撃的な印象を与えてしまったとしたら、心よりお詫び申し上げます」とコメントを発表。さらにTシャツの販売を中止した。

このニュースを聞いたニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンが怒りのツイート。
「Holy crap people are stupid(信じられない、人間はバカだ)」
さらにそのツイートに対していろいろな意見が寄せられた。リツイートは7000を超え、さらに増え続けている。


―海外の反応

・ 57歳のアメリカ人だけど、今まで差別的にこの言葉を言ったことも聞いたこともない。子供がチームを選ぶ時とかに普通に使ってるし。
・ 私も聞いたことがない。普通に「Catch a tiger by his toe」って言ってる。
・  "put the baby on the floor"は聞いたことがある。
・ アラバマ生まれの56歳。悪い方の言い方を聞いたことあるよ。
・ 48歳カナダ、サスカチュワン出身。70年代に1,2回聞いた事がある、でもその程度、普通は「Catch a tiger by his toe」っていう。
・ 57歳のイギリス人。私も子供のころ聞いたことがある。70年代の初めごろだったと思う。
・ 今回の事で、この事を全然知らなかった年代の人もみんな知ることになった。
・ 子供のころ言ってたけど、悪い意味の方は全然使ったことがない。
・ 「パルプフィクション」で使っていた気がするけど。
・ これは生まれ育った場所によると思う。私は小さいときにTigerの方をよく使っていたけど、大学生の時、別の州出身の友人はこのセリフを聞くたびにぎょっとした顔をしてた。
・ たぶん黒人は全然気にしてないと思うけど、っていうか、俺、黒人ね。
・ 俺も黒人、このセリフ、小さい時から選ぶ時とかに普通につかってる。もちろんTigerの方。母親も使うし、おばあちゃんも、おじさんも、おばさんもみんな使う。
・ ドラマを見ていない人にとっては、バットとTシャツのセリフでそういうことを連想してしまってもしょうがない気がする。

掲載元
https://www.reddit.com/r/television/comments/5vqzu1/the_walking_deads_jeffrey_dean_morgan_slams/
(秒刊サンデー:南ロココ)

情報提供元: 秒刊SUNDAY
記事名:「 【悲報】イギリスのデパート「超ディスりTシャツ」を販売!差別的すぎて大炎上!