常に世界長者番付で上位にランクインし、億万長者で有名なウォーレン・バフェット。彼はアメリカの投資家であり、資産家であり、世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務める人物。
投資家の間で知らない人はいないだろう。
その彼は8歳の頃から投資に関する本を読んでいたというが、その中で彼の人生を変えたというのが"The Intelligent Investor"という本。この本は「賢明なる投資家」というタイトルで日本語翻訳本も出版されている。
この本はコロンビアビジネススクールの教授をしていたベンジャミン・グラハムが1949年に出版したもの。この本の中でグラハムは投資の大切さを彼の投資哲学とともに説明している。そして割安な株を見つけ、長期に渡って株を保有するアドバイスが書かれている。
「この本は投資のテクニックよりももっとメンタルな部分でのアプローチに比重を置いている」とグラハムは書いている。株価の変動に対して、常に冷静なアプローチをすることが、現在の状況下で成功している投資のすべての基本であると言っている。
さて、この本で人生が変わったと言っているウォーレン・バフェット。彼は1930年にアメリカ、ネブラスカ州オマハで生まれた。2017年2月現在、世界で2番目の大金持ちといわれており、総資産は739億ドル(約8兆円)。
彼がこの本を手に取ったのは19歳の時。偶然入ったネブラスカの本屋で見つけた。実際に彼は大成功し、億万長者となったわけだから、この本の内容が証明されたことになる。
"The Intelligent Investor"「賢明なる投資家」は20世紀を代表する投資のバイブルと言われており、多くの人に影響を与え、今でもグラハムの投資哲学は多くの投資家を成功に導いているという。あのビル・ゲイツも愛読書の1つと答えているこの本。億万長者を目指す人は必読といってもいいだろう。